依存症
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肉体すら繋ぎ止められない。
心に介入する気なんて微塵もなかった。
それなのに、感情が揺れ始めたのはあの日のせいだろう。
非番で街を歩いていた時、男といる⚫︎⚫︎とすれ違った。
狭い里だ。
今までも稀に遭遇する事はあった。
いつも違う男といるその顔は気怠そうで、男ばかりが鼻の下を伸ばしている。
その日も普段のように視線も合わせずすれ違うつもりだった。
通り過ぎた瞬間、違和感に気づく。
⚫︎⚫︎の表情は見たことも無いほど柔らかく、穏やかな声で談笑していた。
(………)
男が誰なのか、他の奴らと何が違うのか。
問いただしたい事が次から次へと浮かぶ。
数十メートル離れた後、自然に踵を返していた。
距離を取りながら様子を窺っていると、二人で⚫︎⚫︎の家へと入って行く。
「………」
⚫︎⚫︎は自宅に男を連れ込まない。
寄りたがる男たちに、今は散らかっているからとか、カギを無くしたからとか適当な理由ではぐらかす。
自分の空間には一切干渉させなかった。
押しかけてドアを叩きたい衝動に駆られたが、躊躇わられて帰路につく。
⚫︎⚫︎の幸せを願っての行動ではない。
見苦しいからやめておけと、冷静なオレが歯止めをかけただけだった。
