依存症
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(暑いな…)
眩しい空を見上げる。
待機所から出れば、十二月だというのに季節外れの春が訪れたかのようだった。
上着を脱がなければ汗ばむようだ。
脱いだ服を腕に掛けていると、小石が靴に当たり小さな音を立てた。
「……」
コロコロと転がっていく石を見つめる。
晴れない気持ちを片足に込めて小石を蹴った。
見れば道端には春の草花が狂い咲いている。
明日は冷えると言っていた。
咲いてもすぐに寿命を迎えてしまうのだろう。
哀れみの目を向けながら家へと帰った。
「おかえりーカカシ」
煙草をふかしながら⚫︎⚫︎がベッドに座っている。
「…ただいま」
「待ちくたびれたよー」
携帯の灰皿に押し付け、火が消えた。
「…悪かったね」
上着を椅子に掛けてベッドに近づく。
「…タバコ、止めたんじゃなかったの?」
「んー?今日でヤメるよ」
ヘヘッと笑う。
何度聞いたのか分からないセリフに、それ以上は言う気力もない。
⚫︎⚫︎が立ち上がり、オレの首に腕を絡める。
「ねぇ…早くシよ」
耳元で囁いた。
「………」
視線を合わせ、短いため息を吐く。
口布を下げて唇に噛み付いた。
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