思い出補正
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行きたかった飲み屋は大当たりだった。
どの品を食べても私では再現できない味ばかりだ。
舌鼓をうちながら話そっちのけで酒が進む。
「美味しいねー」
ほろ酔いになるとつい語尾が伸びる。
「⚫︎⚫︎さんかなり飲みましたね…」
「まだまだいけるよー」
ヘラヘラと笑いかける。
「でも、この店そろそろ閉店ですよ」
「えー?もうー?」
「ほら、他のお客さんも帰り出しましたし…」
「えー…もっと飲みたかったなー…」
口をへの字に曲げ潤んだ瞳で見られると、胸が高鳴る。
「あの…良かったら飲み直しません?」
「えー!いいのー?」
「もうやってるお店も少ないでしょうし、良かったらオレの家でも…」
「あぁ、それなら私の家においでよー」
美味しいお酒あった気がするーと笑う。
「いいんですか?」
「いーよいーよ、いこいこー!」
会計を済ますと⚫︎⚫︎が手を引いて店を後にした。
ぐいぐい引っぱりながら夜道を進む。
「…⚫︎⚫︎さんの家って初めて行きます」
「そうだっけー?ちょっと散らかってるけど気にしないでねー」
冷たい夜風が心地良く、地面につく足はふわふわする。
「ちょっとちょっと」
正面に立ち話しかけてきた人物に固まる。
「カカシさん」
「あれー?なんでいるのー?」
⚫︎⚫︎の泥酔っぷりにカカシは大きくため息をついた。
「またそんなに酔ったの?」
二人に近づく。
「まだまだ飲めるよー?」
へへっと笑った。
カカシはその様子を無言で見ていたが、男に伝える。
「今日は解散ね」
「え…でも…」
「じゃあ」
有無を言わさずで手を掴んだ。
今度は⚫︎⚫︎が引かれて行く。
「あぁ…また行こうねー!」
「…そんなに酔って、またはないよ」
「えー?カカシってお父さんみたい…」
「嫁でも父でもなんでもいいんだけど…安売りしないでくれるかな」
「安売りなんてしてないよー」
「じゃあホイホイ連れ込んでナニするのさ」
「飲み直しだもん」
「へー…」
そうこう言っているうちに⚫︎⚫︎の家へ着く。
「もう着いたのね、ありがとうカカシ。じゃあ」
そう言って家へ入ろうとする⚫︎⚫︎に続く。
「え…何で…」
夜風にあたり大分酔いが冷めていた。
「飲み直すならオレが付き合うよ」
「カカシとは飲まないよ…」
「へー。下心丸出しの奴とは飲んでオレはダメなの?」
「だって…」
(カカシといると、あの日の事を思い出すから…)
「差別でしょ」
「違う…区別だよ」
「へぇ…生意気言うじゃないの」
二人は無言で見つめ合う。
「あの日オレが帰した気も知らないで」
「……」
「いつまでも見張ってられないし、そのうち誰かとヤるんでしょ」
「見張りって…いつからの話をしてるの?」
「教えない」
「ちょっとカカシ…」
「それなら今シてもいいか」
口布を片手で下げた。
