反省会
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どこかで野焼きでもしているのだろう。
茜色に染まる空に、煙の匂いを風が運ぶ。
ゲンマは歩きながらぼんやり遠くを眺めていた。
「⚫︎⚫︎さんお疲れさまです」
隣を歩いていたライドウの一言で、前方にいる⚫︎⚫︎さんに気づく。
「…ライドウ、ゲンマおつかれ」
珍しく今日は声が暗い。
「元気ないですね」
今思えば、この一言が余計だった。
深入りせずに通り過ぎていればよかったと思う。
聞いてくれる?とオレたちをじっと見て⚫︎⚫︎さんが続けた。
「急に家のお風呂が壊れちゃってさー」
これから銭湯行くところ…と⚫︎⚫︎さんが悲しそうに肩を落とした。
目的地にはここから少しばかり距離がある。
項垂れるのも分かる気がした。
手元の風呂セットがカタッと音を立てた。
「それは災難ですね…お気をつけて」
ライドウと再び歩き出すと、⚫︎⚫︎さんに呼び止められる。
「ちょっと待って!ゲンマの家ってここから近かったよね?」
「え?まぁ…」
「お願い!お風呂貸して!」
「ええ…嫌ですよ」
「薄情者ー!」
カカシさんの彼女を自宅に連れ込んだなんて知られたら、面倒くさいことになるのが目に見えてる。
「カカシさんはどうしたんですか」
「今日は帰りが遅いのよ」
困り顔で言う⚫︎⚫︎さんを一瞬だけ可愛いと思ってしまったが、そんな思いは振り払う。
「…やっぱり無理です、無理」
「お願い!こんなに寒い日じゃ湯冷めしちゃうよ…」
「そんな事言われても…」
「ゲンマー…」
すがるような目で乞う。
額に手を置き悩んだ。
「ライドウ…お前証人になってくれるか…」
「あぁ…わかったよ」
深いため息をつく。
「頼んだぞ…じゃあまた」
喜ぶ⚫︎⚫︎さんを連れて家へと向かった。
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