半径1メートル
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昼休みを告げる鐘が鳴り、数分が経った。
⚫︎⚫︎は欠伸をかみ殺しながら、机の上の書類を整理する。
(まだかなー)
紅とランチに行く約束をしていた。
そろそろ迎えに来てくれるはずなのだが…
チラチラと壁に掛けられている時計を見ていれば、思いが通じたらしい。
聞き慣れた足音が徐々に近づいて来た。
「⚫︎⚫︎!面白い事が始まるみたいよ」
目を輝かせて言う紅に、同じテンションで聞き返す。
「なになに⁉︎」
「来たら分かるわよ」
案内されるままに外へついて行けば、カカシとガイの姿があった。
周囲には賑やかな子どもたちもいる。
「また勝負?」
⚫︎⚫︎が紅に聞く。
「そうなんだけど、今回のルールは面白そうよ」
「へー、どんなルールなのよ」
「鈴がついてるでしょ」
紅が指差す先を見れば、ガイとカカシの腰に一つずつ付いている。
「先に子どもたちに取られた方が負けだって」
「ふーん…この子たちは参加者なのね」
応援にしては多いと思った。
「それにしても参加率がいいね」
「あぁ、それなんだけど…」
紅の話によれば、鈴を取った者には好きな物を奢ってくれるらしい。
「それは魅力的…」
サクラやいのなど女子がいるのも納得だ。
「ちょっと見ていかない?」
「いいよー」
二人の姿を追うならばと、私も軽く屈伸をして備えた。
そんな私達の姿に気付いたガイが大きな声で呼ぶ。
「オーイ!」
ブンブンと手を振るガイに、⚫︎⚫︎も笑顔で振り返した。
「ガイ、応援してるよー!」
しかし、なぜかガイが近づいて来る。
「どうだ、⚫︎⚫︎たちも参加しないか?」
「えー、やめとくよ」
「こういうのは大勢の方が楽しいじゃないか!」
一緒に青春しよう!と爽やかに言うが、その笑顔は暑苦しくて逆効果だ。
「だって、鈴を取られれば私も奢らなきゃいけないんでしょー?」
メリットがない…と呟く。
「⚫︎⚫︎自信ないんだ?」
いつの間にか隣に来ていたカカシが言う。
「あのねぇ…安い挑発にはのらないからね」
ムスッとして言う。
「フーン…じゃあ⚫︎⚫︎たちが逃げ切れればオレが奢ってあげるよ」
「え…?」
分かりやすく表情が朗らかになる。
「…私はパスよ」
空腹だし倒れちゃう、と紅が首を振った。
「⚫︎⚫︎はどうする?」
カカシが尋ねた。
暫く考えた後、口を開く。
「……やる」
ガイが嬉しそうに笑う。
「おお!楽しもう!」
やっぱりね、と隣のカカシも笑った。
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