独占欲(ゲンマver.)
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カカシさんと会ったことを伝えた。
⚫︎⚫︎は口に出さなかったが動揺していたのだろう。
困惑した時、無意識に呼吸が深くなる癖を知っていた。
⚫︎⚫︎の中で事実を消化しているのが分かり、それ以上は何も言えなかった。
平穏であってほしい。
そんな祈りも叶わず、数日後の任務表には二人の名前が仲良く肩を並べていた。
元暗部同士で組むことが多いと知っていたが、よりにもよってこのタイミングなのかとうんざりする。
嫉妬と独占欲が入り混じる。
毎晩のように⚫︎⚫︎を激しく抱いた。
焦燥感が彼女を大切にしたいという気持ちを邪魔する。
来て欲しくない日ほど早いのは何故か。
運悪くその日はオレも任務が入っていた。
「…行ってくるね」
「ああ、気をつけて」
少し掠れた声で⚫︎⚫︎が微笑む。
「…夜は鳴かせすぎて悪かった」
優しくキスをして見送った。
衣服で隠れる箇所に、オレの証を刻んだ。
お守り代わりになるように願いをこめて…。
オレの任務は日が完全に沈んだ頃終わった。
急いで家に帰り⚫︎⚫︎の姿を探すが見当たらない。
待機所も覗いてみたが姿はなかった。
胸騒ぎがして⚫︎⚫︎の家へと向かう。
「やだっカカシ…!」
家の前へ行けば⚫︎⚫︎の強張る声がした。
不穏な空気に急いでドアを開ける。
壁際で押さえつけられ、涙を滲ませる⚫︎⚫︎と目が合った。
「⚫︎⚫︎っ…」
「何ゲンマ、邪魔しないでよ」
うんざりした声でカカシが言う。
「ふざけんなっ…」
⚫︎⚫︎を拘束している手を掴み解放する。
「まるでオレが悪者みたいじゃないの」
カカシが見下すように凄んだ。
「その通りでしょうよ」
「あーあ、残念。ゲンマの何倍も喜ばせてあげられたのに」
「余計なお世話ですよ」
睨み返す。
「…⚫︎⚫︎、ゲンマじゃ苦労するよ」
カカシがため息をつきながら、ゲンマの手を払う。
「アンタよりマシっすよ」
「…不安な時はいつでもおいでね」
⚫︎⚫︎の頭を撫で、静かに去っていく。
ドアの閉まる音が響いた。
「間に合ってよかった」
⚫︎⚫︎に優しく言う。
「ゲンマっ…ごめん…」
気まずそうに俯く⚫︎⚫︎を抱きしめた。
「大丈夫、ずっとオレがいますから」
心の中で唱える。
お願いだから悲しみの傷口は誰にも見せないで。
貴方が思う以上に、つけ込む奴らで溢れている。
オレだけに甘やかされて依存して離れられなくなればいい。
醜い感情がオレを包んでいた。
独り占めの愛に身動きができなくなるその日まで、一緒にいよう。
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