独占欲(ゲンマver.)
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一緒に過ごす時間が増えた中で“花嫁修行”というイベントを思いついたのは、我ながら名案だった。
ご褒美は何にしようかと、任務帰りに店に寄るのが楽しみになっていた。
付き合いだして数日経ったある日、待機所に行けば聞きたくない名前を耳にする。
「カカシさん帰ってきたんだってー!」
女たちがキャーキャー騒いでいる。
(……)
いっそのこと、このまま帰ってこなければいいと思っていた。
しかし嫌というほど想定してしまう。
最悪の事態を。
オレが動くしか選択肢はなかった。
カカシさんのいそうな場所を探す。
里の中を何ヶ所か当たれば、その後ろ姿は見つかった。
「お疲れ様です」
「…あぁ、ゲンマおつかれ」
長期任務後でも疲れなど見せず、振り向いた顔は涼しげだ。
この人だけは近づけたくない。
「オレ、⚫︎⚫︎さんと付き合ってます」
遠回しな表現は避けてハッキリと言う。
その言葉に一瞬目を見開いたカカシだったが、すぐに表情が戻った。
「へぇ…そう」
微笑んでいるが、声は穏やかではなかった。
「ゲンマがそんなに生意気だったなんて知らなかったよ」
「元からですよ」
目を逸らさずに言う。
「ゲンマ、オレのに手を出すなら覚悟決めなよ」
「…最初からアンタのモノじゃないでしょ」
少しの間、無言になったカカシが言う。
「…まぁ⚫︎⚫︎に決めてもらえばいいか」
そう言いながら歩き出す。
「近付かないで下さいよ」
「自信がないのね」
「安い挑発には乗りませんよ」
「必死だねェゲンマ」
声には余裕が滲み出ている。
去って行く姿を見ながら、この人だけは敵に回したくなかったと悪態をついた。
