独占欲(ゲンマver.)
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任務を早めに切り上げて、約束の時間に店へ向かう。
遅れたら何を言われるか分かったものじゃない。
「いらっしゃいませー!」
元気な店員が迎える。
紅さんの名前を出せば、奥の個室へと案内された。
「おつかれさまです」
声を掛けながら座っている顔を見る。
相変わらず任務では頼りになりそうなメンバーだ。
「オレ待ちでしたね、スミマセン」
「大丈夫よ、そこ座って」
紅さんが指差す席は⚫︎⚫︎さんとアンコさんの間だった。
失礼しますと言って座れば、腹ペコのアンコさんに遅い!と肩を叩かれた。
そんなやりとりを⚫︎⚫︎さんが笑ってみている。
久しぶりに会ったが変わらない。
ほのかに良い香りもして、ドキッとしたが平静を装う。
席順にラッキーと思ったのも束の間、すぐに失恋ネタを酒のつまみにされた。
「だから来たくなかったんだ…」
嘆きながらも、皆んなはどうなんだと話を振る。
アンコさんは未だに恋より食い気だと話す。
⚫︎⚫︎さんは、カカシさんとの事を気まずそうに話した。
二人の関係は皆が気づいてた。
気になる人だとしても、オレがそこに入り込む余地がないことも。
⚫︎⚫︎さんがトイレに立った。
すかさず紅さんが隣にやってきてコソコソと話す。
「ゲンマチャンスよ、口説きなさい」
「…イヤですよ」
(敵にする相手が悪すぎる…)
「バカ!」
「今日はよくバカって言いますね…それに、なんでチャンスなんですか」
「…色々あるのよ。上手く2人っきりになって切り出しなさいよ」
「ふーん…」
グラスを見つめれば、半分ほど酒がある。
一気に飲み干した。
トイレから帰ってきた⚫︎⚫︎さんに単刀直入に言う。
「⚫︎⚫︎さん、食事終わったら俺の家来ませんか?」
「えっ?…やだけど」
会話を聞いていた紅が呆れる。
「バカ!いきなり家に誘うやつが…」
(まずは二人っきりになれるように二軒目へ誘うでしょう…)
直球勝負をするゲンマに、紅は助け舟を出した。
「…さっき話してたのよ!ゲンマが秘境の紅茶を手に入れたから、誰かと飲みたいんだって」
(えっ…)
紅が気付かれないように、紅茶の包みを机の下から投げる。
ゲンマが受け取って横に置く。
「へー…。紅茶かぁちょっと気になるかも」
(あーあ、楽しみにしてたのに…)
⚫︎⚫︎の為なら仕方ない。
「じゃあ、少しお邪魔しようかな」
「おう!」
(世話が焼ける…。後はなんとかしなさいよ)
丸くおさまったことに安堵の表情を浮かべる紅だった。
