犬猿の仲
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カカシに恥を晒すついでに、明日の服も見てもらおうと思った。
仕事終わりに服屋へ寄り、店員に選んでもらった服を着て家へと向かう。
「いらっしゃい」
「…お邪魔します」
笑顔でドアを開けるカカシの後に続いて家に入る。
(初めて来た…)
仕事では毎日のように顔を合わせているが、プライベートでは介入することはなかった。
「掛けて待ってて」
「うん…」
カカシの部屋は凛とした鋭い香りがした。
窓から風に揺れる木の葉の音がする。
ほどなくして、テーブルに湯呑みが2つ置かれた。
「どうぞ」
「ありがとう…」
ゆらゆらと揺れる湯気をしばらく見つめていた。
「それで、いつなのデート」
「…明日」
「へぇ…夜?」
「…夕食」
「ディナーの後のデザートが⚫︎⚫︎って訳ね」
カカシが笑う。
否定したいが、強く出られない。
「ねぇどうしようカカシ…好きなのかもしれない…」
「いいじゃない、何事も経験でしょ」
行ってらっしゃいとお茶を飲みながら言う。
「ねぇ、この服は?変じゃない?」
「んー?可愛いよ」
⚫︎⚫︎は何着てても可愛いけど、と続ける。
「……」
恥ずかしげもなくサラッと言える、こう言うところがモテる理由なのかもしれない。
「よかった…」
「まさか新品?」
「さっき買ってきたとこ」
「へぇ…幸せ者だねソイツ」
カカシが呆れる。
「でも、どうしたらいいかわからない…」
「どうしたらって…今までみたいに相性を確かめあってみたら?」
「だって…!その…」
口ごもる⚫︎⚫︎にカカシが聞く。
「何?性癖がアブノーマルとか?」
「ちがっ…!その…初めてだから分から…ない…」
語尾が段々と小さくなる。
カカシの湯呑みを持つ手が揺れた。
「…今、初めてって言った?」
「そうだけど…」
「嘘でしょ?」
「…ここで冗談言っても仕方ないでしょ」
「……」
「お願い、嫌われたくない…」
カカシは聞いておいて良かったと安堵する。
同時に、⚫︎⚫︎にこんな顔をさせたアイツに嫉妬した。
「…初めてはダメでしょ」
「重たいことは知ってる!だからカカシに教えて欲しいの」
「いや、そういう事じゃなくてさ…」
「別に…大事にしてたわけでもないし…」
「大事でしょ、初めては」
「え?」
ハァ…とため息をついた。
「遊んでないとは知ってたけど、まさかここまでとは…」
「……」
⚫︎⚫︎は失望されたと思い肩を落とす。
「あぁ…違うよ。でも確かに驚きはしたけど」
「どういう事?」
「⚫︎⚫︎知らないでしょ、オレの気持ち」
「何…?」
困惑する⚫︎⚫︎に伝える。
「好きだよ」
煩かった風が止んだ。
