犬猿の仲
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手紙の返事を待ち遠しいと感じるよりも早く、翌日には届いた。
前回の反省も踏まえて、今度は家の机でゆっくりと目を通す。
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⚫︎⚫︎ちゃんへ
返事もらえて嬉しいよ。
明後日、前回の飲み屋の前で集合はどうかな。
近くに美味しいお店があるから、一緒に行きたくてさ。
同時刻に待ってるね。
任務頑張ってね。
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バタバタと自然と足が動く。
(…嬉しい)
楽しみな予定が入った。
カレンダーに丸をつけ、時刻を書き込む。
クローゼットを覗いて服を選ぶがマシな物がない…
青ざめながら、明日急いで買いに行こうと決心したのだった。
手紙を貰った翌日。
溜まっていた事務仕事を待機所で消費する。
明日の休みを有意義に過ごせるよう、今抱えている仕事はやり遂げてしまいたい。
ガヤガヤと賑やかな喧騒を、いつものようにオフにして一人書類に向かう。
「…おーい」
「……」
「おーい!⚫︎⚫︎!」
「うわ!」
驚いて室内に意識を向ければ、カカシが立っていた。
「驚かせないでよ…」
「何回も呼んだんだけど」
「…何か用事?」
「ただ呼びたかっただけ」
「……」
自分勝手で頭が痛くなる。
どうしてカカシがモテるのか分からない。
「ねぇ、何かいい事でもあった?」
「…別に」
観察眼の鋭さが恨めしい。
「あっち行って」
「ヤダ」
「……」
「なんだか浮かれてるじゃないの。もしかして進展あった?」
どうしてそっとしておいてくれないのだろう。
「え、本当?いつ?」
「教えない」
「…じゃあオレも動かない」
「ハァ……」
ため息が出る。
早く仕事を終わらせてしまいたいのに。
「オレ、この後空いてるよ」
「……」
「話だけでも聞いといて損はないと思うけど」
少しの間考える。
恋の成就と嫌いなカカシを天秤にかける。
僅かに気持ちが傾いた。
その瞬間を見逃さずカカシが言う。
「じゃあ家にいるね」
「行くって言ってない…」
「待ってる」
手を振り去って行く姿は普段と変わらない。
カカシを頼るのは悔しいけど、今は意地になっている場合じゃないのかもしれない…
雑念を払い仕事を懸命にこなした。
