犬猿の仲
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全員の参加者と話終わる。
自由時間はグラスを持って男女共に移動しだした。
先輩の様子が気になり急いで席を立つ。
後ろ姿を見つけて話しかけようとしたが、一人の男性と楽しそうに談笑している姿に気が引けた。
(たしか、結婚前提の女性を探してた人だ)
雰囲気も良く好印象だった。
(お似合いかも…)
安心したような、でも先輩がこのまま上手くいってしまったら…と思うと寂しい気持ちになる。
複雑な気持ちのまま踵を返し彷徨っていた。
(自分の席に戻るのもな…)
空いていそうな席を探す。
偶然一人の男性と目が合うと、にこやかに手招きしてくれた。
「おいでおいで」
「ありがとう…お邪魔します」
微笑んで隣へ座る。
彼も友だちに誘われたと言っていたっけ。
年は少しだけ上で、あまり離れていなかった気がする。
なにより話しやすかった人だったのでホッとした。
「⚫︎⚫︎ちゃんだよね、また話せて嬉しいよ」
「私もです」
「真剣な理由で来ていないし、ガツガツ行くのも失礼かなーって動けなかったんだよね」
困ったように笑う。
「私も同じです」
似たような理由で嬉しくなった。
きっと私生活でモテるんだろう。
余裕があって安心する。
(そこはモテない私と違うけど…)
心の中で苦笑した。
「仕事の話もっと聞かせてよ」
「あぁ、いいですよ」
任務の内容は伏せながら、自分の経験を話す。
失敗談を多めに話せば彼は明るく笑ってくれた。
(なんだか居心地がいいな…)
盛り上がっていると、突然近くの女性が大声で通路の人影に話しかけた。
「やっと来てくれたー!」
「ごめんごめん」
見慣れた銀髪が女性の隣に座る。
「もう、終わっちゃうよー」
「でも最後は君と話したくてさ…待っててくれてありがとう」
「嬉しいー!」
女が腕を絡ませる。
周囲の温度が上がった気がした。
わらわらと女性たちが集い出す。
カカシの周りには数分でハーレムが出来ていた。
(五月蝿いな…)
隣の男性との会話に集中した。
「⚫︎⚫︎ちゃんはお休みの日何してるの?」
「ぼーっと過ごしてることがほとんどかな…」
だらしないと引かれるだろう。
でも、お互い暇つぶしの相手だしいいかと素直に話した。
「えー、オレもオレも!ずっと家で過ごせるタイプ」
意外な反応が返ってきた。
「そうくると思わなかった」
思わず笑った。
「オレたち気が合うね」
彼も笑った。
「⚫︎⚫︎楽しそうじゃない。上手く行きそう?」
急に聞き慣れた声が会話に入ってくる。
カカシを見れば頬杖をついて私たちを見ていた。
「……」
「流石!カカシさんと知り合いなんだね」
男性が驚く。
有名人のカカシを知らない人はいない。
「オレたち同期でさ」
えー、と隣の女性が面白くなさそうなリアクションする。
「私たち仕事の時しか会わないから安心して」
笑顔で女性陣に伝える。
「そうなんだ?そういえば⚫︎⚫︎ちゃん、さっきの任務での話って…」
「あ、それは内緒って言ったじゃないですか…!」
慌てて男性に詰め寄り小声で話す。
「あぁ…そうだった」
悪かったよ、と笑顔で返される。
やっぱり恥ずかしい失敗談は伝えない方がよさそうだ。
「困ります…」
「ごめんね、でも真っ赤で可愛い」
そっと頬に触れられ驚く。
「ほら、熱い」
「っ…!」
慌てて距離を取る。
「アハハ。なんだかからかいたくなるんだよねー」
そんなやりとりをカカシは無言で見つめていた。
