密会
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「サスケ君どこ行ったのかなー」
キョロキョロしながら、いのが歩く。
「私が先に探してたのよ!」
隣で目を吊り上がらせているのはサクラだ。
「うるさいわね!私も探してたのよ!」
「あーもう!サスケ君どこー!…って、アレは…」
「何よいの。抜け駆けするんじゃないわよ」
「煩いわね、アレは⚫︎⚫︎先生でしょ」
指差す方を見れば、遠い建物の屋上に小さく人影が見える。
「アンタ目ェよすぎ…」
サクラがサッと胸元から双眼鏡を出す。
「ちょっとサクラ、そんなもん持ち歩いてんの…?」
「サスケ君のためよ」
「怖ーい…」
引きながらいのが言う。
「あ、誰か来た」
「え?ちょっと見せなさいよ」
強引に双眼鏡を取り上げて見る。
「アレ、カカシ先生だ」
隣で文句を言っているサクラは無視して肘で押す。
「あ…なんかいい雰囲気よ」
「なになに⁉︎」
今度は興味津々のサクラが双眼鏡を覗く。
「ヤダー!近いー!」
キャーキャーと黄色い声を上げた。
「えー!先生たちってそういう関係だったの⁉︎」
二人で目を見合わせて喜ぶ。
「サクラ、私ね読唇術の勉強してるの。ちょっと変わって」
「読唇術?何のために?」
「決まってるでしょーが。サスケ君の呟きを聞き逃さないためよ!」
「アンタのが怖いわ…」
小声でサクラが双眼鏡をそっと渡した。
「えーと、何々?」
“お疲れ、カカシ”
「あー!カカシ先生が口布してるから⚫︎⚫︎先生しかわかんない!」
焦ったい様子でいのが言う。
“こんな所でコソコソって…”
“だって、アスマたちみたいに茶化されるのもイヤだし…”
“明日はナルトたちと任務でしょ?”
“最初と最後だけって…先生失格じゃない?”
“私と一緒の時間より育成を大事に…”
言い切るよりも前にカカシがキスをする。
「サクラ‼︎チューしたわ‼︎チュー!」
「えー‼︎⁉︎」
双眼鏡から目を離さず、興奮気味にいのが言う。
“っ…!カカシの適当な理由が私だなんて、やっぱり子どもたちには言えないよ…”
俯く⚫︎⚫︎と、こっちを指差すカカシ。
“えっ…”
ドキッとして慌てて双眼鏡から目を離した。
「サクラ!バレたっ…!」
「え…それってまずくない…⁇」
「いや…!もうここまで来たら引き下がれないわ」
長く息を吐いた後、もう一度いのが覗く。
カカシに抱きしめられている⚫︎⚫︎が、手で顔を覆っていた。
カカシがそっと離れると、筆を持って何やら紙に書いている。
「カカシ先生何か書いてるわよ…」
「何々?」
こちらに向けて見せた。
“お前たち趣味悪いよ”
「あ…」
「何よいの!」
またサラサラと筆を走らせる。
“可哀想な⚫︎⚫︎先生は、オレが慰めてあげるね”
そのままお姫様抱っこで抱き上げる。
「まずいかも…」
カカシがニッコリと微笑んで姿を消した。
「⚫︎⚫︎先生…連れてかれちゃった…」
いのの額に冷や汗が流れる。
巻き込んでしまった⚫︎⚫︎先生になんて詫びようか相談しながら、珍しく仲良く帰路につく二人だった。
ーーーーーfinーーーーー
1/1ページ
