恋の更新
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「カカシ…」
抱きしめられた⚫︎⚫︎が、かすれた声でオレの名を呼ぶ。
「…オレにしときなよ」
腕の力を強めた。
「それとも、まだアイツが好き?」
「……」
「教えてよ」
ゆっくりと⚫︎⚫︎が言う。
「それは、もう…」
「よかった」
耳元で囁いた。
「でも、しばらく恋愛はいいかなって…」
⚫︎⚫︎が躊躇いながら話す。
「イヤ。全部オレに更新させてよ」
幸せにするからさ、と微笑めば⚫︎⚫︎の瞳が揺らぐ。
「返事は急がないって言ったけど、やっぱり今聞かせて」
「……」
「オレのになって」
「……」
「⚫︎⚫︎に愛されたい」
オレの目を真っ直ぐ見ていた⚫︎⚫︎が、小さく頷いた。
カカシの表情が緩み、良かった…と息を吐く。
「オレも子どもに心配される程には余裕がなくてさ」
よろしくね、と笑ってもう一度抱きしめた。
⚫︎⚫︎の温もりを噛み締める。
さて、今日は壊したドアを直しに行かなくちゃ。
カカシは心の中で考える。
ついでに元カレにも会って釘を刺しておこう。
二人の新生活の準備も始めなきゃな…
思いつくのは幸せな計画ばかりだ。
アイツと一緒だった思い出には妬けるけど、今の⚫︎⚫︎と出会う為の過去ならば受け止められる。
もう誰にも邪魔はさせない。
世界が優しく色を変えた。
ーーーーーfinーーーーー
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