おんぶに抱っこ
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「あはははっ」
帰還したカカシとガイを見て笑いが止まらない。
「お腹いたーい!アンタたち絵面がキツすぎ…」
指で涙を拭いながら言う。
「あのねェ…オレも好きでおんぶされてるわけじゃないのよ…」
⚫︎⚫︎にカカシが暗い顔で返す。
「でしょうね…ごめんごめん」
「オレは訓練になって良かったぞ!」
「うんうん、ガイはそうだろうねー」
背中にカカシをおぶるガイと一緒にニッコリ笑った。
「あー、良いもんが見れた」
わざわざ門まで出迎えに来て良かったよ、と微笑む。
「さて、ここからは彼女が一肌脱ぎますか」
カカシにおいで、と手を差し伸べる。
「え…?」
呆気に取られた次の瞬間、カカシはガイの背中を離れて⚫︎⚫︎の腕に抱かれていた。
「おお!お姫様抱っこだな!」
これなら上半身を鍛えられたかもしれないな…とガイがしみじみ言う。
「ちょっとちょっと、降ろしてもらえる?」
これだとオレのプライドが…とカカシが言う。
「仕方ないじゃない、悔しければスタミナつけなさいよ」
「……」
「じゃあガイまたね!私が送り届けるよ」
「おう!頼んだぞ⚫︎⚫︎!」
ガイと別れ、人気のない道を歩きながら話す。
「風の頼りに聞いて来てみて良かったよ」
「噂になっちゃってるの?オレ」
「仲間内ではね」
あーあとカカシが項垂れた。
「…心配したよ」
⚫︎⚫︎がボソッと呟く。
「ごめんね」
腕の中のカカシが申し訳なさそうに言った。
「カカシ、死なないでね…」
「…大丈夫だよ、⚫︎⚫︎より先に逝かないって言ってるじゃないの」
「ほんとかな…」
「ホントホント」
「…また死にかけたら今度は大通りをお姫様抱っこで闊歩するから」
「ハハッ、それは勘弁だ」
二人で笑えば視線が交わる。
「約束だよ」
口布越しにキスをする。
少しの間の後、カカシが静かに言う。
「…オレが女なら惚れてたかも」
「男でも惚れていいよ?」
「…もう惚れてるよ」
カカシが口布をずらして口付けた。
愛を分かち合うために、私は強くありたい。
貴方の傍にいられるように頑張るから、心が焼けるほど愛していてもいいですか。
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