怪我の功名
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(可哀想に…)
走る背中を見て不憫に思った。
「…先生いじめるなんて性格悪いよ」
カカシを睨むがヘラヘラ笑っている。
(何を言っても無駄か…)
椅子から立ち上がり、じゃあねと手を振った。
「え?もう行っちゃうの?」
「お大事にね」
そんな⚫︎⚫︎の姿を見て慌てて立ち上がったカカシがよろめく。
「ちょっと…!大丈夫…?」
咄嗟に手を伸ばして支えていた。
「⚫︎⚫︎ってホント優しいよねー」
口布をずらしてキスをする。
「っ…!」
慌てて身体を離し、口を押さえる。
「こんなとこで…何してっ…」
「いいでしょ、性格悪いんだしさ」
ベッドへと引き摺り込む。
「…それに、⚫︎⚫︎は優しすぎ」
油断大敵だよ、と⚫︎⚫︎の顔の横に手をついて見下ろし言った。
「やだっ…」
⚫︎⚫︎の声を無視して、首、胸元へと身体中に印を付けていく。
「っ…こんなこといつもやってるの?」
苛立ちながら言う。
「んー?どっちだと思う?」
口の端をあげて上目遣いに⚫︎⚫︎を見た。
「…最低」
そのうちの一人に自分がなるとは思わなかった。
掴まれた腕に力を込めればカカシもキツく握り、緩めればまた緩和された。
(ダメだ…病み上がりとはいえ敵わない…)
抵抗することを諦めたのを察したのか、カカシが言う。
「お利口じゃないの」
「…人形だと思ってさっさと済ましてよ」
「そんなつれないこと言って…人形はこんな可愛く鳴かないでしょ」
ムッとしたカカシが胸の蕾を甘く噛む。
「ぁっ…!」
自分から出た声が恥ずかしくて目を瞑った。
「ほらね」
カカシが満足そうに笑った。
