恋の引き算
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「ねぇカカシー。次の休みはどこ行こっか」
雨降りの昼下がり、愛読書に集中しているカカシに声をかける。
「んー?⚫︎⚫︎の好きな所でいいよ」
本に目を落としたままカカシは返事をした。
「うーん、最近出来た甘味処とか?」
手持ち無沙汰で後ろから抱きつき、顔を覗き込む。
「いいね」
カカシは一瞬だけ笑顔を見せ、またすぐ手元へと視線を戻す。
(ウソだ…甘いもの苦手なのに…)
「…本当に行きたい?」
「行きたい行きたい」
「ふーん…」
カカシの前に立ち口布越しにキスをする。
僅かの間、動きが止まった。
目を細めて⚫︎⚫︎の頭を撫でる。
再びカカシの顔は愛読書へと向き、会話が途切れた。
「……」
もうこれ以上は構ってもらえそうにない。
そっと離れて窓ガラスを伝う雨粒を見つめた。
いつからだろう、好きだったはずの性格が不安要素になりだしたのは。
カカシの掴みどころのない所。
仕事とプライベートの温度差。
一度不安になりだせば、日に日に思いは膨らんでいく。
(飽きられたのかな…)
一度だけ前の彼女について聞いたことがある。
性格も見た目も私とは正反対のようだった。
その時は私が特別だと喜んだが、今なら妥協の末だったのかもしれないと思う。
(まただ…考えないようにしてるのに…)
自分にうんざりしながら、明日の任務の資料に目を通す。
里外から来る子どもの護衛兼、案内役のようだ。
(要は子どものお守りね…)
あまり気乗りがしないな、と感じながらも何処を案内しようか思案する。
机に向かい筆を手にして思いついた計画を綴っていった。
(明日は晴れるといいな…)
雨の雑音を聞きながら空に願った。
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