誰の手を借りたい
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急いで問題を作った後は自宅に寄った。
流石に仕事着のまま食事に行くのは失礼かと思った。
私服の中から無難なニットのワンピースとパンプスを合わせる。
指定された店へと急いだ。
店の前では私服のカカシさんが本を読んでいた。
道を歩く女性たちが、チラチラと二度見しながら通りすぎる。
ジャケット姿から任務中じゃないと分かるせいだろう。
あわよくば声をかけたい雰囲気だった。
(こんな所にいられたら目立つ…)
焦りながら声をかけた。
「ごめんなさい、お待たせして」
カカシさんが驚いた表情でこちらを見ている。
「⚫︎⚫︎先生か。驚いた、私服に着替えてくれたの?」
「一応…変でした…?」
「いや、可愛くて驚いた」
お世辞でもサラッと言われれば嫌な気がしない。
「…ありがとうございます。迷ったけど、カカシさんも私服だったから良かった」
「デートだから張り切っちゃってさ」
「デートって、冗談ばっかり」
こういう所が女性を虜にするんだろうな、と流しながら笑う。
人目の多い場所で長話もしたくなかったので、足早に店に入った。
店内はモノトーンの落ち着いた雰囲気で、静かな音楽が流れていた。
予約を入れてもらっていたようだ。
店員が個室の席へと案内し、イスを引いてくれた。
「なんでも美味しいみたい。好きな物頼んで」
カカシがメニューを広げて差し出す。
目を通しながら先に飲み物をと、二人分のビールを頼んで乾杯した。
お通しをつまみながらメニューを見る。
(どれも美味しそう…)
「何が気になる?」
「えっと…」
目を見て聞かれ、選ぶことに夢中になっていたと恥ずかしくなった。
「これもこれも美味しそうだなーと…でもこんなに食べられるか…」
「全部頼もうか。オレと分ければ大丈夫でしょ」
「でも、カカシさんの注文も聞いてないですし…」
「オレは⚫︎⚫︎先生の好きな物を食べたいよ」
微笑んでカカシさんが注文する。
店員と話しているカカシさんを盗み見た。
女性の噂が絶えないだけあって、どこを切り取っても絵になる。
(私じゃ不釣り合い…居心地が悪いな…)
料理を頼み終わった後また目が合った。
急に緊張に襲われる。
「なーに?」
「なんでもないです…」
「オレに見惚れてた?」
頬杖をついて冗談めかして言う。
「っ……」
図星をつかれ、思わず赤面して俯いた。
⚫︎⚫︎の気付かない所で満足気に微笑む。
「冗談ですよ。アイツらはどうです?」
1日一緒にいたら疲れちゃったでしょ、と優しく聞かれる。
「そうですね…カカシさんの班の子たちは頑張ってましたよ」
「ナルトもですか?」
「えぇ、わりと」
「あのナルトが真面目にねぇ…」
疑わしい声だったが、嘘は言ってない。
午後のテストの結果も悪くなかった。
「この調子なら追試もなさそうですよ」
「それは良かった。連休最終日の予定が空くな」
「フフ、私もです」
自分の時間があるにこしたことはなかった。
「[#da=1#先生、ご予定は?」
「まだ立てないでおきます。追試が入れば悲しいですし」
「そっか…じゃあ何もなかったらオレと映画でも行きません?」
「映画ですか?」
「最近見たいのがあって。一人じゃなんですし、付き合ってよ」
「あの…私じゃなくても…」
「⚫︎⚫︎先生と行きたいの」
キレイに微笑まれれば、心がぐらついた。
