誰の手を借りたい
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主人公たちの年齢は若く、感情移入できるか心配したが清い心は私にも残っていたらしい。
終盤に差し掛かれば素直に感動していた。
ベタな展開ではあったが、役者の演技力に涙を誘われる。
目を潤ませていると、少し前に座るカップルの影が重なるのが見えた。
(あ、キスしてる…)
じろじろ見るのも如何なものかと思い、映画に集中した。
静かなシーンになると、キスを繰り返すカップルの吐息が微かに聞こえて気まずくなる。
(終わってから盛り上がって…)
生々しい様子に集中力が途切れる。
足元に視線を落とせば、カカシさんの声がした。
「⚫︎⚫︎さん?」
「あ…ごめんなさい」
気を遣わせたかと焦る。
「…羨ましい?」
前のカップルを指差して⚫︎⚫︎の耳元で囁く。
「違いますっ…!」
急いで否定しカカシさんの方を見れば、ニッコリ笑っていた。
「オレでもよければ」
「なに言ってっ…んっ…」
口布を下げたカカシさんの顔が重なる。
驚いて目を見開いた。
唇が離れると小さく笑う。
「…そんなに見られたらオレ穴空いちゃうよ」
「っ…なんでっ…」
手の甲で口を押さえ、動揺したまま小声で話す。
「可愛かったから、つい」
口布をあげ、笑っている。
誰にでもこんなことをしてるから揉め事が絶えないのだろう。
(魔性の男だ…)
⚫︎⚫︎は眩暈がした。
