誰の手を借りたい
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キャッチが呼び止めようとする声が煩い。
無視したまま歓楽街を出口へと進む。
考え事をしていからか、気がつけば映画館に着いていた。
混雑している館内でも容姿端麗な人はすぐに見つかった。
「またお待たせして…すみません」
「今日も可愛いですね」
「いえ、そんな…ありがとうございます」
恥ずかしさに俯きながら小声でお礼を言った。
「⚫︎⚫︎先生はワンピースが似合いますね」
「…前回と今回の服しか私服がなくて」
「勿体無い。ワンピースも似合うけど、きっと他の服も似合いますよ。今度一緒に選ばせて下さい」
「…ありがとうございます」
デートの誘いだと勘違いしてしまいそうになる。
期待しないようにと心の中で念を押した。
「どうぞ」
カカシがチケットを手渡しながら言う。
「ありがとうございます。お支払いしますね」
カバンから財布を探そうとすると、声で制される。
「付き合ってもらっていますし、大丈夫ですよ」
爽やかに言い切られた。
押し問答になりそうだったので、せめてもとフードの支払いを任せてもらった。
シアターを確認し、仄暗い通路を通って指定された席に着く。
(こんなに近かったっけ…)
油断すると隣のカカシさんの腕に触れてしまいそうになり緊張する。
映画自体久しぶりだった。
落ち着こうと周りの様子を気にすれば、私たち以外の客は若いカップルが多い。
入り口のポスターによると鑑賞作品は恋愛ものらしい。
客層も頷ける。
(カカシさんの愛読書って恋愛ものだった気がする…こういうの好きなのかな…)
スクリーンが注意事項を告げると、シアターが真っ暗になり上映が始まった。
