誰の手を借りたい
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その日はやけに蝉の声が煩く、うだるような暑い日だった。
きっと窓の近くにとまっているのだろう。
里では連休に入り、家族と旅行へ行く者や友だちと遊ぶ者など皆思い思いに楽しんでいた。
アカデミーに集められた補習組を除いては…。
連休前の抜き打ちテストで赤点を取った、ナルト、シカマル、チョウジ。
懐かしいアカデミーの席で項垂れていた。
「あーあ!せっかくの休みがー!」
ナルトが頭を抱えながら大声で文句を言う。
「めんどくせぇ…」
ぼそっと呟きながら問題用紙に向き合うのはシカマルだ。
バリバリと菓子を落としながら、チョウジも問題を解いていた。
「……」
そんなやる気のない3人と向き合い、⚫︎⚫︎も心の中でため息をつく。
私も休みたかった…と喉元まで出たが飲み込んだ。
中忍の仕事である以上、拒否権はなかった。
「⚫︎⚫︎先生もせっかくの休みでしょーよ。デートにでも行ったらいいじゃないですか」
「しー!シカマル!⚫︎⚫︎先生にはそんな相手いないんだってばよ」
「え、⚫︎⚫︎先生意外ですね」
シカマルが目を丸くしている。
その反応に傷ついた。
「……」
穏やかにと気をつけていたのに、デリケートな部分を突かれれば我慢ならない。
「うるさいっ」
一喝しながらプリントをシカマルに回収させた。
「…君たちは帰っていいんだけど」
サスケとサクラを見る。
二人の解答をざっくり見れば、特に間違いはないようだった。
「…ナルトに先越されたくないんで」
「あ…私もです!」
「二人は優秀だから大丈夫よ」
これ以上面倒を見る子が増えるのも困る。
「明日は実技もあると聞いた。それに3日くらいならどうってことない」
「私も大丈夫です!(休み中もサスケ君といられる口実があるなんて、超ラッキーー!!)」
「うーん…」
どうやら決意は固いらしい。
(一先ず引いて様子を見るか…)
午前の授業を終えて昼休憩を挟んだ。
午後の開始時間を伝えると⚫︎⚫︎は職員の部屋へと向かう。
普段と違い静かなアカデミーは気が緩む。
欠伸をしながらドアを開ければ、意外な人が立っていた。
「っ…カカシさん!」
「やぁ⚫︎⚫︎さん」
急いで欠伸を噛み殺した。
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