蛍の導き
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「ここ?」
初夏の夜。
蛍を見に行こうとカカシに誘われてやってきたのは小川のほとり。
静かな夜には二人の声と清流の涼しげな音だけ。
「アスマが言ってたんだけどなー」
おかしいなぁとカカシが首を傾げる。
「もう少し歩いてみよっか」
「そうだね」
「ハイ」
ここなら誰も見てないでしょ、とカカシが微笑む。
差し出された手をそっと握った。
付き合っていることは公にしているが、人前で触れ合うのには抵抗があった。
カカシもそれを知っていて、付かず離れずの距離を取ってくれるので有り難い。
夜風に吹かれながら小川に沿って歩くのは心地良かった。
砂利を踏む音が優しく耳に届く。
「ねぇカカシ?」
「んー?」
「今年の夏は何しようか」
「そうだねー…海でも行く?」
「行きたい!」
「一緒にスイカ割りしよっか」
「いいね。2人じゃ淋しいから、修行終わりのナルトたちも連れてく?」
「じゃあスイカは無し」
「えー」
笑いながら歩を進めれば近くで淡く光った。
「あっ!」
カカシの名を呼んで光った場所を指差す。
目を凝らさなければ気付かない光だった。
もう弱っているのかもしれない。
「見えた?」
「見えた見えた」
最後の力を振り絞って光る様を儚く思う。
少しの間光っていたが、すぐに消えてしまった。
「もう少し探してみようか」
「うん」
寄り添いながら歩幅を合わせてゆっくり進んだ。
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