飢えた愛
夢小説設定
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「良かったぁ…」
背筋を伸ばしていた△△の姿勢が崩れた。
「今までで一番ドキドキした…」
はにかんで話す。
△△はいつも素直だ。
「緊張したらお手洗いに行きたくなったよ…」
「行ってらっしゃい」
笑って送り出した。
窓の外はすっかり夜になっていた。
里の明かりが優しく揺れていて綺麗だ。
(これで良かったのかな…)
指に嵌めたリングを見つめて思う。
窓の外を見れば忍鳥はいなくなっていた。
胸を撫で下ろし視線を指輪に戻す。
(そろそろ帰ってくるかな)
そんなことを考えていたのも束の間、窓の外によく知る気配を感じた。
(パックン…!)
静かに座って申し訳なさそうにこちらを見つめている。
(なんで…)
忍鳥ならともかく、パックンがカカシの忍犬だということは△△も察しがつくかもしれない。
今日も断れないのだと悟る。
曇った表情でパックンに隠れるよう合図を送った。
△△が席に帰ってくれば、話すしかなかった。
「△△…本当にごめんっ…」
「どうしたの?」
「急に任務の呼び出しが入って…」
「あぁ…そっか…」
悲しそうな顔に心が痛んだ。
「今晩は一緒にいたかったんだけど…本当にごめんなさい…」
「大丈夫だよ、仕事でしょ。応援してる」
真実を言えないことに更に胸が痛む。
(……)
店を出てパックンと向き合った。
「悪いな…」
「パックンのせいじゃないよ」
駆け出すパックンの後を重い足取りで追った。
