アンコール
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「あれ…」
「どうした水月?」
重吾のもとへ向かっている途中、よそ見をしている水月に香燐が尋ねる。
(ハハ、まさかね…)
見知った人影を見た気がしたが、気のせいだろう。
「…なんでもないよ」
目標地点まで休まず駆け抜けた。
大蛇丸が死んだ今、彼女の行方は分からない。
どこかで無事に過ごしていてほしいと願うが、捜索する時間は今のボクにはなかった。
(⚫︎⚫︎…)
同い年で屈託のない性格の彼女には誰よりも心を許せた。
(会いたいよ)
恋人であっても忍としての運命が邪魔をする。
休憩地点に着き夕食を済ませた後は焚き火を見つめていた。
「ボーッとしてらしくないじゃない」
香燐があやしむ。
「そんなことないよ」
「ふーん」
なんだか居心地が悪いので腰をあげた。
「…ちょっと散歩に行ってくるよ」
「あんまり遠くに行くんじゃないよ」
「ハイハイ」
後ろ手に手を振り当てもなく歩いた。
しばらくすると、ふと森の中で視界が開け花畑が眼前に広がる。
(紫陽花か…)
色とりどりの花が見事に咲き誇っていた。
見とれていると強く風が吹き、次の瞬間息を呑む。
「⚫︎⚫︎…」
目の前には焦がれていた恋人がいた。
「水月、会いたかったよ」
月夜に照らされキレイに微笑んでいた。
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