笹送り
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翌日、夕暮れ時。
⚫︎⚫︎は家の鍵を閉めると笹送りの会場へと向かう。
日中は二人とも予定があったので、現地集合することにしていた。
会場は賑わっていて見知った顔とよくすれ違う。
「⚫︎⚫︎先輩、お疲れさまです!」
「おつかれー」
上忍になって時が経てば挨拶をされることも増えた。
人をかきわけ探しているとカカシの後ろ姿を見つけた。
「いたいた、カカシー」
近づいて声をかけると、カカシと一緒に数人の女性が振り向く。
「えー、もっといたかったのにー」
「⚫︎⚫︎が来るまでの約束でしょ」
「はーい…」
腕を絡ませ笑顔で話していた女性たちが、⚫︎⚫︎へ疎ましい目をして去っていく。
視線は痛いが、感情をストレートに出せるところは羨ましいなと冷静に考えていた。
「待ってたよ。ちょうど始まりそう」
中央の笹に火がつき煙があがりだした。
風はほぼなく、空へと真っ直ぐ昇っていく。
静かに煙を見つめる⚫︎⚫︎にカカシが言う。
「そろそろ願い事教えてよ」
「…」
「まだ秘密?」
ここで話せなければ、なんだか願いも叶わないような気がした。
小さな声で呟く。
「…素直になれますように」
すぐに自分の顔が火照ったのがわかる。
そんな⚫︎⚫︎の様子を見てカカシが微笑む。
「かわいい」
急いで話を逸らす。
「カカシはなんて書いたの?」
「んー?」
「ヤマトの短冊奪ってたでしょ」
「あぁ…」
しばらくの間の後、⚫︎⚫︎を見て言う。
「⚫︎⚫︎の素直は俺の前だけにしてくださいって書いた」
「私の短冊見たの⁉︎」
「そりゃあね」
「っ…」
してやられた。
その反応を見て、カカシがニコリと笑って言う。
「かわいい⚫︎⚫︎はオレだけのもの」
「…」
神様よろしくねーと、カカシは空に話しかけた。
素直になろうと葛藤してるところも好きなんだけど…とひっそり思いながら。
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