ウサギの躾
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「⚫︎⚫︎似合う!」
嬉しそうに紅が言う。
「…」
今夜は紅とディナーをした後、近頃の行きつけだと言うスナックに寄った。
丁度バニーガールのイベント中だったようで、カワイイ女の子たちがもてなしてくれて楽しかった。
しばらく飲んでいると、人気イベントのようでお客がぞくぞくとやってくる。
店長が人手が足りないと吐露すれば、酔った紅が手伝いに名乗り出た。
喜ぶキャストたちに着替えを手伝われ、なぜか私まで巻き込まれて今に至る…
紅のように豊満なら見栄えが良いものの、私じゃ様にならずに羞恥心が勝った。
「暗い顔しないの、似合ってるわ」
「そうですよ!すごくカワイイですー!」
「だといいけど…」
テンションが上がらない⚫︎⚫︎を、みんなが煽ててくれた。
でも、カウンターの裏側に入れたことは少しだけ嬉しかった。
お酒を一緒に飲みながらお客さんと話をするのも新鮮だ。
何人目かの客は、私より少し年上の造園業をしている人だった。
木や花には興味があったので話が弾んだ。
「こんなに盛り上がれて楽しいよ」
「私もー」
ほろ酔いなので話の内容は薄っぺらだが、それがほど良かった。
「⚫︎⚫︎ちゃん彼氏いるの?」
ニッコリ微笑んで男性が聞く。
いる、と答えようとしたら紅に足を踏まれた。
夢を売るスナックで、白けさせたらいけないのだろう。
「…今はいないかな」
「えー、オレが立候補しようかな」
お酒を促し、適当に笑ってはぐらかした。
「それにしても、バニーちゃんってエロいよね」
カウンターに胸を預けて話し込んでいたら、ツンっと指で触れられた。
すかさず店の隅にいる店長がお触り禁止だと告げる。
「あはは、怒られちゃった」
「もう、ダメですよー」
これくらいなら、と怒りながらも流した。
突然視界に人影が入ってくる。
「お姉さん可愛いね」
聞いたことのある声に身体が強張った。
カウンターに空席もあるのに、男性の横に詰めてピッタリと座る。
「指名していい?」
このお店にそんな制度はないです…と小さく返す。
困惑して紅の方を見れば、アスマがニヤニヤ嬉しそうにカウンターに座って話していた。
コイツが連れてきたのだろう。
紅と目が合うと、ごめんねと手を合わせて言う。
「見て欲しくて呼んじゃった」
余計なことを…
今夜のことを考えると立ちくらみがした。
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