盲目の光
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夕飯まで時間ができた。
手持ち無沙汰になり、仕事で使う道具の数を数えていた。
スケアは本を読んでいるのだろうか。
時折、紙が捲れる音がする。
暫くしてパタンッと近くで本が閉じた。
「ねぇ⚫︎⚫︎、外でも行かない?」
スケアが不意に言う。
「え…」
思いがけない提案に戸惑った。
外出は姉としかしたことがない。
「あの…私、きっとご迷惑になるので…」
遠慮がちに言う。
「大丈夫、オレがついてるからさ」
さぁ行こうか、と手を引かれて強引に外へと連れ出す。
外は快晴のようだった。
眩しさに目を細める。
「左に曲がるよ」
「はい…」
スケアの歩幅も速さも歩きやすかった。
合わせてくれているのだろう。
「どこか行きたいお店ある?」
「えっと…」
突然聞かれても思いつかず、困ってしまう。
外出は久しぶりだった。
週に一度、姉と店まで行く程度だ。
私を連れて行くのは大変なのだろう。
他の店には立ち寄ったことがない。
「じゃあオレの行きたい所でいいかな?」
無言の⚫︎⚫︎にスケアが言った。
「はい」
スケアに案内されるままに歩いた。
「ここ入るよ」
少し歩くと目的地に着いたようだった。
「久しぶり」
スケアが店に足を踏み入れると、店員だろうか若い女性の黄色い声がした。
