盲目の光
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帰宅後は夕飯を食べた。
カカシさんのオススメの品はどれも美味しく、あっという間に食べ終わる。
片付けをしようとすると、俺もと言ってくれたが今回は断った。
「これだけなら出来ますよ、それよりお風呂を先にどうぞ」
「大丈夫?」
「任せて下さい」
「じゃあお言葉に甘えて」
「ごゆっくり」
姉が脱衣所に寝間着を用意してくれたことを伝えると、お礼を言って足音が遠ざかっていった。
洗い物を終えて縁側で夕涼みをしていると、カカシさんが上がってきた音がした。
「お先でした」
扇子で扇いでいるのか、風に乗ってお風呂上がりのいい匂いがした。
「私も入ってきますね」
「オレも一緒に手伝おうか?」
立ち上がった私にそう言って茶化す。
「っ…大丈夫です!」
「冗談だよ」
パタパタと急ぎ足で向かう⚫︎⚫︎の背中を、優しい眼差しでカカシは見つめていた。
お風呂を済ませて着替えようとすると、異変に気づく。
「どうして…」
いつもの寝間着がない。
変わりに置いてあるのは、薄手の袖を通したことがないワンピースだった。
(こんなの恥ずかしい…)
だが下着姿で出ていく勇気もなく、仕方がないので着てみる。
襟は胸まで深く開いている気がした。
(どうしよう、さっきの場所を通らないと着替えが探せない…)
胸元を押さえて、そそくさと歩いていく。
縁側は静かだった。
「カカシさん…?」
小声で声をかける。
幸運なことに返事もないし物音もしない。
お手洗いにでも行っているのだろうか。
(よかった…)
そのまま自室へと急いで向かう。
箪笥の中を手探りで探した。
「着替えちゃうの?」
すぐ隣で声がした。
「わぁっ!」
鼓動が激しくなる…
「いつからっ…」
「ナイショ」
やけに機嫌のいい声だ。
「趣味が悪いですっ」
対して私は不機嫌になる。
「ごめんごめん。でも、着替えちゃうの勿体ないでしょ…目の保養だったのに」
「っ…」
恥ずかしさで顔が熱くなる。
「ねぇ、もっとよく見せて?」
カカシさんの手が肩に触れた。
