盲目の光
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「⚫︎⚫︎ー?」
姉の優しい声がして目覚めた。
「…おはよう、お姉ちゃん」
「おはよう」
布団から起き上がり声のする方に微笑む。
私は生まれつき目が見えない。
物心ついた時には視力がほとんどなく、光は捉えられるが輪郭はぼんやりとしかわからなかった。
1人ならとっくに死んでいただろう。
「朝ごはんできたよ」
「ありがとう」
布団を畳んでから隣室へ行き、一緒に食べた。
家の中の日常的なことは日々の積み重ねのおかげで大体できるようになった。
手探りの生活は不便だけれど感傷に浸る年齢はとうに過ぎている。
「お姉ちゃん、今日も料理教えてくれる?」
「いいよ」
少しでも自分でできることを増やしたい。
最近は姉にお願いして、休みの日に料理を教えてもらっていた。
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