駆け抜けて
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「よーい、ドンッ」
スタートの合図で一斉に走り出す。
「先生っ頑張れー‼︎」
応援する子どもたちの声が遠くに聞こえた。
森を駆け抜けてゴールのフラッグを目指す。
(絶対に勝つ…!)
いい大人たちが真剣勝負をしていた。
なんでこんなことになったかと言うと、話は3日前に遡る。
その日は行きつけの飲み屋で新年会兼、ガイの誕生日会をしていた。
「今日はみんなありがとう!」
ガイは感極まって泣いている。
周囲が呆れているのも毎年恒例の光景だ。
今回の騒動のきっかけはガイの一言だった。
「いやー!去年も我が班が一番素晴らしかった!」
お酒が入っていたからか、自分の班の子たちの可愛さゆえか、皆がその一言に引っかかった。
「…ふざけてる。私の班が一番に決まってる」
「おいおい、オレだろ」
口々に文句を言う。
「何を言う。オレが一番強いのだから、オレの班が1番だ!」
「…ガイはないわ」
暫く言い合いをした後、どういう流れか話題は足の速さに移っていた。
「私が一番早かった」
「いや、俺だね」
「ハハハ…どうしたんだみんな!オレだろう」
「「ないない」」
誰かが一言呟いた。
「じゃあ決めたらいいんじゃね?」
やってやろうじゃないの、と賛成した数人で勝敗を決めることになったのだ。
皆が非番の日が今日だった。
参加者はガイ、⚫︎⚫︎、カカシ、アスマ、紅だ。
気乗りしないカカシとアスマは、⚫︎⚫︎と紅の保護者として参加していた。
「ちょっとカカシ!やる気ないなら帰って!」
付かず離れずの距離で走るカカシに苛立つ。
「…こんなことで怪我されちゃ困るでしょうが」
「私はガキじゃないっ」
カカシを振り切れない私の脚力にも腹が立つ。
「ハハハハッ!フラッグは目前!もらったな」
ゴール付近に最初に向かったのはガイだった。
じりじりと距離を詰めるが、あと数十メートルが埋まらない。
「紅!」
すかさず⚫︎⚫︎が合図を出す。
「ガイー!ちょっとこっち見て!」
「なんだ?」
ガイが後ろをチラッと見ると、水着姿の⚫︎⚫︎と紅がいた。
「セクシーでしょ?」
あざとくウィンクをすれば、ガイなど容易い。
まんまと木から落っこちた。
「やったー!」
⚫︎⚫︎と紅が一緒にフラッグを手にする。
無邪気に喜んでいると、パサリと2人の肩にバスタオルが巻かれた。
「ハァ…こんなこったろうと思ったよ」
「わざわざ水着まで仕込んでるとはね…」
彼氏の気持ちなどお構いなしに、無邪気に喜ぶ2人だった。
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