非常口
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その感情の正体を知ったのはカンクロウが先だった。
スリーマンセルの任務中、我愛羅が離れた持ち場に着いた時、カンクロウがテマリに言う。
「我愛羅、最近何か変じゃん」
我愛羅にこの頃違和感を感じるが、上手く言葉にする事が出来なかった。
そんなカンクロウにテマリはニヤリと笑う。
「お前はバカだね」
「あぁ?その言い草はねーんじゃん」
苛ついて睨みつける。
「⚫︎⚫︎だな」
「⚫︎⚫︎?」
「まぁ好きなんだろうよ」
「⚫︎⚫︎って…いつもおどおどしてる⚫︎⚫︎?」
「あぁ。裏表がなくて可愛いじゃないか。陰で狙ってる奴も多いってよ」
カンクロウは驚いて小声になる。
「我愛羅が恋?…嘘じゃん」
信じ難いが、納得がいく点も多かった。
「さてね。でも、⚫︎⚫︎といる時の我愛羅が私は好きだよ」
テマリは言い切る。
「⚫︎⚫︎の周りでうろうろしている事が増えただろ?我愛羅は分かりやすくて面白いね」
ケラケラと笑った。
「まぁ好きにさせてやろうじゃないの」
「………」
カンクロウは半信半疑のまま、我愛羅が待機している方向を静かに見つめた。
