駆け引きを貴方と
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⚫︎⚫︎は力の入らない手でオレの身体を押した。
繋がっているモノを無理矢理引き抜く。
「出来たらどうするの……」
震える声で言うのは子どもの事か…
「だから好都合だって言ってるでしょ」
「信じられない………」
⚫︎⚫︎は呟くと風呂場へ向かった。
程なくして水音が聞こえ出す。
穢れを洗い流しているのだろう。
数分後、髪も乾き切らないまま⚫︎⚫︎が出てきた。
オレがまだ玄関先にいるのを見て静かに言った。
「…どいて」
ドアを開けると心配そうに男の横に跪く。
オレは⚫︎⚫︎の背後に立ち、腕組みをして言った。
「そいつの事、好きになった?」
「…なってないよ」
「そう?期待してたんでしょ、濡れてた」
「…酔うと体質でそうなるの。知ってるでしょ」
淡々と答えると男の腕を背負って担ぐ。
脱力した男は、上忍の⚫︎⚫︎と言えど重そうだった。
「ハァ……ソイツを送ればいいんでしょ?変わるよ。」
「大丈夫、私が行くから」
「あのさ。そんな奴に一分一秒でも触れていて欲しくないの」
無理矢理引き剥がすと乱暴に担ぐ。
「あっ……ちょっと…」
⚫︎⚫︎が慌てて言う。
「私も着いていく」
「信用ないのね…オレ」
無理もないかと思い、それ以上は何も言わずに⚫︎⚫︎と歩き出した。
「ここ?」
公園のベンチにでも座らせればいいかと思っていたが、⚫︎⚫︎に指定されたのはバーだった。
「ココが職場なんだって」
「へぇ…」
ドア付近に座らせる。
⚫︎⚫︎が早く気付いてと願うように店のドアを一瞥したのを、オレは黙って見ていた。
