追い風に乗って
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愛液がシーツに染みを作る。
「そんなにマーキングしたかった?」
耳元でオレはわざと呟く。
「やめてって…言ったのに……」
「そんな潤んだ瞳で言われても逆効果だよ」
⚫︎⚫︎の全てが愛おしくて、前髪にキスをした。
「ねぇ…カカシ…。焦りすぎじゃない…?」
「んー?」
頬に、首にとキスを降らせればくすぐったくて身じろぎをする。
「私逃げないし、もっとゆっくり…」
「あぁ、ゆっくり挿れて欲しい?」
「ちがっ…!そう言う事じゃなくてっ」
「知ってるよ」
オレは笑いながら思う。
外野が目を光らせる今じゃなければ、オレの醜い部分が露呈する。
嫌われる前に手に入れたいのだと。
「安心してよ。今日はイれないから」
「………」
「小さい⚫︎⚫︎が納得してくれたらにするよ」
「…ありがとう」
⚫︎⚫︎が一番に思っている娘に承諾を頂かなくては。
可愛い⚫︎⚫︎に我慢がきかなくて、弟や妹ができる可能性も濃厚だ。
そんな事を言えば嫌われそうだから伏せておくが…。
オレは⚫︎⚫︎の隣に倒れ、腕へと引き寄せた。
「もうじき誕生日でしょ?」
「え…よく知ってるね」
胸に顔を埋めた⚫︎⚫︎がオレの方を見る。
⚫︎⚫︎が驚く誕生日は自分ではない。
娘が生まれた日だった。
「ねぇ、オレにもお祝いさせてよ」
「いいの…?きっと喜ぶ…ありがとう」
⚫︎⚫︎が笑うと、オレも笑った。
オレの望む言葉が全て形になって実るように。
オレの愛と同等に、⚫︎⚫︎が愛してくれますように。
風が背中を押すうちに、全てを抱きしめて離さない。
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