恋蛍
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「蛍?聞いた事はあるけど見た事ないなー」
夕食の最後の一口を飲み込みながら、⚫︎⚫︎は言った。
「なんだ⚫︎⚫︎、蛍も見たことねーのか」
先に食べ終えたデイダラが馬鹿にした声で言う。
⚫︎⚫︎はムッとして見るが、そんな視線に気付く事もなくデイダラは話し続ける。
「アレは光る芸術だな、うん」
一人で頷くデイダラに呆れながら、彼の背後の外を見る。
近頃は雨天になれば集う事が増えた。
⚫︎⚫︎は雑談をしながらゆったりと時間が流れる、こんな日常が好きだった。
「雨が上がれば、今夜は湿度も高いし見られるかもな」
サソリも空を見ながら呟く。
「へー、流石サソリ。詳しいね」
笑って褒める⚫︎⚫︎を見れば、デイダラは面白くない。
「オイラが連れてってやろーと思ったけど、やめた」
「え…連れてってくれるの?」
⚫︎⚫︎の鬼灯の耳飾りが嬉しそうに輝いた。
しかし、そのやり取りを更に面白くなさそうに見ていたのは飛段だった。
(あぁ、気に食わねェ…)
⚫︎⚫︎には少しも警戒心がない。
そのせいで付き合うという面倒な選択までさせられたのに。
苛ついた気持ちを抑えられずに、⚫︎⚫︎に近づくと髪を引いた。
「痛っ……!」
肩で短めに切り揃えられた髪が驚いて揺れる。
「何っ……飛段か…」
「行くぞ」
「えっ?何処に?」
飛段は⚫︎⚫︎の服を掴むと無理矢理立たせた。
近くの編笠を乱暴に被せると歩き出す。
デイダラが舌打ちしたが、慌てる⚫︎⚫︎の耳には届かなかった。
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