独占欲《続》
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起きていても横になっても、腹部が圧迫されて苦しいらしい。
足元も見辛いようで、平坦な道ですら慎重になっているのが分かった。
オレが心配しない訳がなく、何処へ行くにも同行した。
流石にトイレは断られたが…
オレを見かけた者は、子煩悩になりそうだと口々に言う。
なりそうじゃない。
もうなっているのに。
すでに命を宿しているのだから、たとえ姿が見えなくとも愛しいに決まっているだろう。
オレと⚫︎⚫︎の子なのだから。
⚫︎⚫︎は早く産みたいと、身体中の不快感に嘆いていた。
ずっと遠くに感じていたその日は突然やって来る。
「あ………」
いつものように隣で寝ていると、深夜に⚫︎⚫︎が短く呟く。
「どうした?」
「カカシ…破水したかも……」
「…病院に行こう」
⚫︎⚫︎を抱き起こすと下腹部が濡れていた。
着替えを済ませ、病院へと抱えて走った。
あの日の夜の風の匂いと、腕に伝わる体温をオレは生涯忘れる事はなかった。
