恋人ごっこ
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カカシの強引さに呆れたが、今日の体調で任務に行っても足手まといになっていただろう。
それ以上⚫︎⚫︎は何も言えなかった。
それでも、このまま居座る訳にもいかない。
「…任務の件はありがとう。そろそろ帰るよ」
「帰る?」
カカシは驚いて怪訝な顔をする。
「先輩も心配してるだろうし…」
「あぁ…それも心配ないよ。伝えてあるから」
「えっ…先輩に?」
「さっき待機所で会ったからさ」
⚫︎⚫︎は恐る恐る聞く。
「…なんて言ってた?」
「分かったって言ってたよ」
「え…他には?」
「何も」
「そう………」
私に要求ばかりの先輩が、何も言わないなんて…
⚫︎⚫︎は推し黙る。
そんな様子を見てカカシは思っていた。
(恋人には完璧主義で、当の本人は個人主義か…)
⚫︎⚫︎がいないのをいい事に、羽を伸ばしているのだろう。
「まぁ昼飯でも食べようよ」
お腹空いたでしょ?とカカシが聞けば、⚫︎⚫︎のお腹が返事をするよりも早く鳴る。
俯く⚫︎⚫︎の頭をカカシは笑いながら撫でた。
