恋人ごっこ
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⚫︎⚫︎が目覚めると、カーテンの隙間から白い光が差し込んでいた。
(っ…!寝過ごしたっ)
慌てて身体を起こす。
頭の奥で鈍い痛みが走り、思わず動きが止まった。
「痛っ…」
(今何時…)
周囲を見渡し時計を探せば、昼前という事が分かった。
今日は昼過ぎからの任務だ。
今から準備をすれば間に合う。
安堵しながらもう一度部屋の中を見渡す。
カカシの姿がない。
近くのサイドテーブルが目についた。
“おはよう。すぐ帰るから待ってて。カカシ”
白い紙にそう書かれていた。
その時、玄関で鍵を回す音がする。
開いたドアからカカシが顔を覗かせた。
「⚫︎⚫︎、目が覚めたんだね」
「カカシ…泊めてくれてありがとう。私、もう行くね」
立ちあがろうとすると、カカシが聞く。
「何処へ?」
「どこって…午後から任務だから」
「あぁ、二日間の護衛任務でしょ?休み申請してきたよ」
「え?」
「そんなフラフラの状態で行ける訳ないでしょ」
「………」
「治るまで安静にしてな」
カーテンを開けながら微笑む。
外の眩しさに⚫︎⚫︎は目を細めた。
