恋人ごっこ
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愛を知ってしまった朝日は眩しかった。
「おはよう」
⚫︎⚫︎の掠れた声が静かに耳に届く。
オレは隣で顔を覗かせる⚫︎⚫︎を見つめながら、思考が徐々に鮮やかになるのを感じていた。
(あぁ、もう愛さない事は出来ないな…)
「カカシ……?」
何も言わないオレを不思議に思っている様子だ。
共に過ごした日々を無駄にできる訳がない。
「⚫︎⚫︎、おはよう」
「うん」
優しく微笑む彼女との恋人ごっこを終わらせなければ。
漂う幸せの空気を閉じ込めるように、⚫︎⚫︎を抱きしめる。
「⚫︎⚫︎、本当はもう分かってるでしょ…?オレを選んでよ」
「………」
「その自己暗示を解いてあげる」
「………」
(もしも拒絶されたなら……)
何度でも魔を刺して、“ハイ”としか言えなくさせよう。
心が頑なに拒むのならば、身体に愛を覚えさせるのも良い。
しかし、⚫︎⚫︎の5秒後の返事で妄想は妄想のまま終わる事になる。
その間、オレの禍々しい感情を引き摺り出していた事を⚫︎⚫︎には知られずにいよう。
ーーーーーfinーーーーー
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