ノイローゼ
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「なんて良い部屋を……」
部屋に到着すると、室内の広さや景色の良さに目を見張る。
ふらっと立ち寄って泊まる部屋ではないだろう。
「⚫︎⚫︎と一緒だからね」
(そうだ、カカシはこういう事するんだった…)
窓からは青々とした渓谷が見え、四月の爽やかな風の音が聞こえるようだった。
「せっかくなんだけど本当にのぼせたみたい…休ませて…」
なぜか横並びになっている布団に疑問を持つ事もなく寝転がる。
ふかふかの布団が心地良い。
このまま寝られたら幸せだな…と思って目を瞑っているとカカシの声がした。
「⚫︎⚫︎、大丈夫?」
団扇で優しく風を送る。
「何か欲しいものある?」
「んー……水がほしい…」
「ハイハイ」
風が止んだかと思ったら、耳元でペットボトルの蓋を開ける音がした。
ありがとう、と伸ばした指はカカシの手にそっと拒まれる。
優しく顎を引かれ、無力にも開いた口に水が流し込まれた。
「んっ……」
何が起こっているかは分かっていた。
遠くのどこかで、鳥の澄んだ声が聞こえる。
耳を澄ましながらカカシの近すぎる顔をぼんやり見て、されるがまま水を飲み込んだ。
身体が離れるとカカシは微笑んで言う。
「もっと欲しい?」
「飲みたいけど…普通に飲みたい…」
「ダーメ。ほら口開けて」
「いいって…」
カカシは水を含むと、再び⚫︎⚫︎に流し込む。
ゆっくり喉を鳴らしながら、一所懸命飲み込む⚫︎⚫︎をじっと見つめていた。
「…もっと飲む?」
「もう結構」
「そう、ざんねん」
笑いながらまた優しく団扇で仰ぎ出す。
窓から差し込む光は茜色に染まり出し、淋しさを運んで行く。
体調が徐々に戻り出す感覚があった。
「ねぇカカシ…?」
「んー?なに?」
「…続きしてもいいよ」
カカシの煽ぐ手が止まった。
