浅煎りブレンド
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「美味しい、⚫︎⚫︎」
「そうでしょー?」
驚く顔の紅に、得意気な顔をする。
「どれどれ、オレにもくれ」
「いいよー」
待機所に広がる香ばしい香り。
⚫︎⚫︎が趣味で始めたコーヒー豆の焙煎。
手前味噌だが、中々うまくなってきたのを誰かに自慢したくて任務前のひと時に振る舞っていた。
「ほんとだ、美味いな」
「でしょでしょ!時間はかかるけど、フィルターに注ぐお湯と出るお湯が一定になるようにドリップするのがコツなんだよねー」
鼻を高くしてツラツラとアスマに言う。
「…何言ってるかよくわからんが、美味いよ」
人だかりが出来ていく⚫︎⚫︎の周囲。
面白くなさそうに愛読書を読みながらソファに座るカカシの姿。
(オレだけのコーヒーだったのにな)
邪魔をしたい気持ちと、子供じみたことはしたくない気持ちが葛藤する。
バタンッと待機所のドアが開き、ゲンマが入ってきた。
「おはようございます」
気だるい挨拶のあと、室内の賑やかさに気がついたようだ。
「なんだなんだ?」
近づけば、みんながコーヒーを手に談笑している。
「お、いいな!俺にもくださいよ」
その言葉に、申し訳なさそうに⚫︎⚫︎がこたえる。
「ごめんゲンマ、フィルターが終わっちゃった」
「フィルター?なんかよくわかんねぇけど、飲みたいっすよ」
「うーん…あ、そうだ」
しばらく思案した⚫︎⚫︎が言う。
「飲みかけでもよければ」
そう言って差し出したコーヒー。
「お、ラッキー!」
嬉しそうに手を伸ばせば、誰かの手とぶつかる。
「…なんですか」
「それ、間接キスでしょ」
カカシだ。
「飲みたいんすよ。細かい言わないで下さいよ」
手を払いのけるが、再び掴まれる。
「諦めろ」
ハァ…と深い溜め息をつくと、面白くなさそうにゲンマがソファに座る。
「お熱いことで」
困った顔をしながら⚫︎⚫︎はゲンマの方を向いて、ごめんね、また入れるから。とフォローした。
そんな⚫︎⚫︎に、嫉妬心が勝ったカカシが詰め寄るのはまた別の話…
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