豆まき注意報
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「君たち浮かれすぎ」
豆を手にして盛り上がる子ども達を一喝する。
「だって⚫︎⚫︎先生!机に向かわなくていいってだけで嬉しいんだってばよ!」
ナルトがニヤニヤ笑う。
「アカデミーで豆まきするなんて思ってなかったな」
他の子も意外な様子だった。
「んー…豆まきは豆まきなんだけど、今年は鬼がちょっとね…」
例年は中忍に上がった子から指名していたが、今年は任務が重なり候補者がいなかった。
仕方がないので待機所にいたメンバーに声を掛けると、一番興味のなさそうな奴が手を挙げる。
他に手隙の者が見つからなかったのでお願いしたが、やはりタダとはいかず条件を飲まされた。
「おはよう」
呑気に登場してきた銀髪はニコニコ笑っている。
子ども達がざわめきだす。
「なぁ…鬼役って……」
「よろしく」
子どものどよめきは無視して、⚫︎⚫︎はルールを説明した。
「カカシが今年の鬼ね…。15分以内に豆を当てられた者にはご褒美があるそうよ」
頷きながらカカシが言う。
「オレに一粒でも当てられたら、何でも一つ願いを聞いてあげる」
「え…ホントかよ…!」
子ども達の士気が上がるのが分かった。
ただし、と手元を見せる。
「オレも人数分の豆を持ってる。オレが当てた奴は手下にするから」
皆が一斉に青ざめた。
「さぁ、1分後に始めるよ」
「え、そんな急に…」
「1、2、3…」
止まらないカウントアップに慌てて散り出す。
木々のざわめく音が遠ざかっていった。
「…可哀想」
青く澄んだ空を仰ぎながら、カカシの横で呟いた。
「なに他人事みたいに言ってるの。⚫︎⚫︎も参加だよ」
「え?」
「先生が手本を見せないわけに行かないでしょ?ほら、行った行った」
そう言うと、どこから用意したのか豆の枡を出して押し付ける。
「ねぇっ……」
「23、24……」
数える数字は止まらない。
(なんで私までっ…)
冗談ではない様子に、慌ててその場を後にした。
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