愛の鎖
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オレは何事もなかったように家で待つ。
ドアの開く音にソファから声を掛けた。
「お帰り⚫︎⚫︎」
「カカシ、ただいま…」
後ろめたいのだろう、いつもの元気がない。
(なんて分かりやすいんだ…)
近づいてくる⚫︎⚫︎に気付かれないよう苦笑する。
今回の件で浮気なんて一生できない事を知った。
「あれ、珍しい色の紅だね?」
そんなの持ってたっけ?とわざとらしく聞いた。
「よく見せて」
⚫︎⚫︎の手を引き、隣に座らせる。
(さて、なんて言うかな…)
ワクワクして⚫︎⚫︎の言葉を待った。
「…その、カカシ…実は…」
最初から隠す気などなかったのだろう。
洗いざらい先刻の事を話した。
「ごめんなさい…」
「………」
気まずい沈黙が二人を包む。
「ソレ、ちょうだい」
⚫︎⚫︎のバッグを指差せば、戸惑いながら取り出す。
「はい…」
差し出された紅を預かった。
許可も取らず開封する。
「あ……」
⚫︎⚫︎は短く声をあげただけで、それ以上は何も言わなかった。
開けた紅をベッタリと指に取る。
「塗ってもらった時はドキドキした?」
顔を覗き込み優しく尋ねる。
「え……」
片手で顎を支え、少し開いた唇に紅を引く。
「オレの愛が足りてなかった?」
「そういう訳じゃ「言い訳はさせないから」
目を細めて笑うカカシと目が合えば、耳鳴りがした。
