矛盾も愛して
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そんな事を思い出せば、また苛立ちの種が芽吹く。
「カカシ……」
「店なんて辞めて、オレの家にずっといてよ」
唇を尖らせて言うが、⚫︎⚫︎は芯のある声で返す。
「それはできないよ…」
心の中で溜め息をつきながらオレは思う。
(…知ってる)
⚫︎⚫︎が自立していたいのも、この仕事が楽しいのも知っている。
そんな⚫︎⚫︎だから好きになったのに、そのせいで不安になるんだ。
あぁ憂鬱だ。
ここにいたいのに、いたくない。
店で生き生きとする⚫︎⚫︎が好きだけど、⚫︎⚫︎の視界にはオレだけを映してほしい。
その世界に誰も入らせたくない。
(いつからこんなに嫉妬深くなったのか…)
「一番はカカシだよ?信じて?」
静かな店内で⚫︎⚫︎が真っ直ぐオレを見つめる。
(そんなに澄んだ目で見ないでよ…)
まるでオレが間違っているようじゃないか。
閉じ込めたままにできない気持ちを洩らす。
「好きすぎて不安なんだ…」
グラスに視線を落として呟いた。
「………フフ」
⚫︎⚫︎がカウンター越しに近づき、笑ってオレの頭を撫でる。
「カカシのこんな姿が見られるのって、私だけだよね」
「………誰にも言わないでよね」
「もちろん。彼女の特権だもの」
睨むオレを見て、満足そうに微笑む。
「そろそろ帰ろっか」
「あぁ…」
家でゆっくりしよう、と手を伸ばす⚫︎⚫︎の手を取った。
面倒なのは自覚している。
でも、君さえいればオレに怖いものなんてなくなるんだ。
「愛想をつかさないでね、⚫︎⚫︎…」
「大丈夫。カカシの全部が好きだよ」
太陽のように君は笑った。
ーーーーーーfinーーーーーー
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