夢の続き
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「変わらないな、⚫︎⚫︎は」
「それって褒め言葉?」
「当たり前だろ」
「それなら良かった」
表情を緩めて笑う。
「なぁ…見合い自体初めてなんだろ?オレで大丈夫なの?」
「うん、初日だし練習台になってもらおうかと」
「…そういう所も変わらないな」
「それも褒め言葉だよね?」
「……そういう事にしとくよ」
二人は顔を見合わせて笑った。
思い出話は尽きないようで、食事のペースも変わらずゆっくり進む。
いくつかの話題で盛り上がった後、男は言った。
「さっきの言葉、やっぱり訂正しとくよ」
「え?」
「⚫︎⚫︎変わったよ。凄く綺麗になった」
「………ありがと」
「お、照れてる?」
「うるさいっ」
慌てて口へとフォークを運ぶ。
「喜んでる喜んでる」
男は目を細めた。
見合いは順調すぎるほどに進んでいるようだった。
「オレはどう?変わった?」
「そうだね、悪ガキじゃなくなった」
「なに、そんな風に思ってたわけ?」
「でも、あんなに可愛かった声は低くなっちゃったな…」
可愛くないなぁと呟いた。
「可愛くないねぇ…」
男が間を空けてゆっくりと言う。
「身体も可愛くなくなったけど、見てみる?」
「え……」
オレは⚫︎⚫︎が赤くなるのを黙って見ていた。
(………)
アイツはオレと出会う前の⚫︎⚫︎を知っている。
変えようのない事実が、口へ運ぶコーヒーを更に苦くした。
