夢の続き
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二日後のその日は寝不足で、ベッドから起き上がれば眩暈がした。
体調は優れないが気分が悪い訳ではない。
その程度には不調である事に慣れていた。
任務終わりに待機所に行けば、神様がタイミングを合わせたように⚫︎⚫︎が座っていた。
任務の指示書か何かに目を通している。
「カカシ?久しぶりー」
気づいた⚫︎⚫︎が少し斜めに顔を傾げて言った。
「⚫︎⚫︎、お疲れ」
「お疲れー」
声も態度も普段と変わらない。
また紙に視線を落とした。
(オレには無関係ってワケか…)
平静を装ってさり気なく聞いた。
「そう言えば、お見合いするんだって?」
「………」
⚫︎⚫︎は動くこともなく黙っていた。
沈黙の後、水面下で動いていたのにと言わんばかりの顔を向ける。
「……どこから情報が漏れたのよ」
「それはナイショ」
「忍の私生活には守秘義務ってないんだっけ?」
「オレの情報網が凄いだけ」
「…カカシに漏れてたら他にも筒抜けでしょ」
ため息をついて天井を仰いだ。
「そんな事はいいからさ、本当なの?見合い話」
「ハァ……まぁ今夜、試しにね」
「今夜って任務の後に?ご多忙だねぇ」
「時間は待ってはくれないもの」
「何を慌ててるのさ」
「…適齢期でしょ、言わせないで」
(そんな素振り、一度も見せたことなかったでしょ…)
その候補にオレは入らないのか。
時計の秒針がやけに煩く鳴っていた。
「そこまで知ってるなら、可哀想な私の為に任務変わってくれない?」
「ヤダよ」
「…そう言うと思った」
⚫︎⚫︎は諦めているのか、それ以上頼んでも来なかった。
進んだ話を今更白紙にする術はないだろう。
オレもそれ以上は聞けずに、任務の呼び出しに対応した。
時間が止まればいいのにと思う時こそ、あっという間に夜はやって来る。
見合いの場所は知っていた。
気配を消して店へと向かえば、見慣れないドレスを着こなす⚫︎⚫︎の正面で男が親しげに話していた。
男にしては髪が長く、顔の輪郭まである黒髪は緩めのパーマがかかっている。
艶のある前髪を時々かき上げる仕草が鼻についた。
一方の⚫︎⚫︎は気にもしていない様子で、口元に手を当てて笑う。
似合いのカップルだと言いたそうに、近くに座る客が時々視線を向けていた。
