夢の続き
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目が覚めると窓の外は真っ暗で、まだ里が眠っているのだと知る。
こんな時間に起きては任務に支障が出る。
⚫︎⚫︎は慌てて瞼を閉じた。
(あぁ……もう眠れないかも……)
速い胸の鼓動が、二度寝を諦めるように伝えていた。
「ハァ……」
静かにため息をつきながら横を見る。
穏やかに寝息を立てているカカシがいた。
綺麗な顔の下から整った鎖骨がのぞく。
情事から数時間しか経っていないこともあり、お互い身につけているのは下着のみだった。
柔らかな銀髪にそっと触れた。
微動だにしないのが残念でもあり、安心して瞼を閉じている事が嬉しくもあった。
この付かず離れずの距離に名前はない。
恋人ではないが、ただの同期にも戻れなかった。
カカシの眠りを妨げないように身を起こす。
静かに衣服を身につけた。
目を凝らして時計を見る。
早めに家を出るつもりでいたが、それにしても時間がある。
(困ったな…)
静かに本棚へ進んだ。
読みかけの本を手に取り、月明かりに照らされたイスに掛ける。
本屋で勧められていた本を購入すれば、苦手な恋愛小説だった。
そう気付いたのは中盤で、途中で諦めるのも性に合わず読み進めている。
しぶしぶ読んでいたはずなのに、後半は会話がテンポよく進み、つられるように頁を捲る速さも加速した。
(いけない…こんな時間だ)
夢中になっていた本を慌てて閉じ、身支度を整えた。
(行ってきます)
寝ているカカシを起こさぬよう心の中で呟く。
静かにドアを閉めた。
外へと一歩踏み出せば、木々が大きくしなり風が強く吹き付ける。
(今日は冷えるな……)
⚫︎⚫︎は身震いしながらカカシの家から遠ざかって行った。
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