独占欲
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泣き顔が好きだなんて、周りから言わせればオレは歪んでいるのかもしれない…
⚫︎⚫︎とは付き合っているわけではなく、任務で疲弊した身体を重ねる仲だった。
傷の舐め合いは心地良い。
それは静かに雪が降る夜だった。
⚫︎⚫︎の飼い猫が突然死んだ。
知らせを受けた訳ではなかった。
偶然家を訪ねたその日、初めて泣き顔を見た。
泣き崩れる⚫︎⚫︎の肩を抱き寄せながら見つめる。
キレイな雫が両眼からポロポロ溢れていた。
その泣き顔を見てオレは静かに欲情していた。
若ければその場で押し倒していたかもしれない。
感情を理性で抑え込み、猿じゃないフリをする。
心の中で溜め息をつきながら、夜が明けるまで健全に過ごした。
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