なんてこった
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
03-結婚した理由
<雛未視点>
私がこの結婚を受け入れた理由は、たったひとつ――
「好きにしていい」
私はモデルとして芸能活動をしている。
この仕事を始めたのは、くだらない家への意趣返しだ。
呪力も術式もあるのに、女は家の財産だと言われ、呪術高専への入学さえ絶たれた。
大学進学した頃、モデルのスカウトがあった。
そして、モデルとして軌道に乗り始めた矢先、家にバレてしまったのだ。
「お前は綾間家の所有物だ」
「下品な見世物など辞めて、大人しく名家へ嫁げ」
吐き気のするような言葉の羅列。私は嫌というほど、自分の生まれを、血を呪った。
今まで散々縛り付けられてきた私の人生。この先も自由を守り抜くためには、自ら「自由を与えてくれる場所」を選び取るしかない。
私に関心を持たず、私を縛らない家。
私は綾間家が持つ人脈のすべてを裏で使い、候補を洗い出した。
中途半端な家格は、中途半端なプライドが邪魔をして私を管理したがる。却下。
御三家の一つ、禪院家は論外だ。あそこでは女は人間ですらない。
そうして辿り着いた唯一の終着点が、五条家だった。
呪力も術式もある私にとって、縁談は驚くほどスムーズに進んだ。
結婚挨拶の夜、婚姻届はすでに提出されたと告げられた。
こうして私は、あっさりと「五条 雛未」になった。
自由を手にしたという事実に、思わず拳を握る。
すぐにマネージャーへ電話をかける。
「あ、もしもしHINAです。例の件、片付きました。予定通り仕事、組んでください」
通話を終え、ベッドに身を沈める。
明日からも、私は私の人生を生きられる。
それだけで、十分だった。
<雛未視点>
私がこの結婚を受け入れた理由は、たったひとつ――
「好きにしていい」
私はモデルとして芸能活動をしている。
この仕事を始めたのは、くだらない家への意趣返しだ。
呪力も術式もあるのに、女は家の財産だと言われ、呪術高専への入学さえ絶たれた。
大学進学した頃、モデルのスカウトがあった。
そして、モデルとして軌道に乗り始めた矢先、家にバレてしまったのだ。
「お前は綾間家の所有物だ」
「下品な見世物など辞めて、大人しく名家へ嫁げ」
吐き気のするような言葉の羅列。私は嫌というほど、自分の生まれを、血を呪った。
今まで散々縛り付けられてきた私の人生。この先も自由を守り抜くためには、自ら「自由を与えてくれる場所」を選び取るしかない。
私に関心を持たず、私を縛らない家。
私は綾間家が持つ人脈のすべてを裏で使い、候補を洗い出した。
中途半端な家格は、中途半端なプライドが邪魔をして私を管理したがる。却下。
御三家の一つ、禪院家は論外だ。あそこでは女は人間ですらない。
そうして辿り着いた唯一の終着点が、五条家だった。
呪力も術式もある私にとって、縁談は驚くほどスムーズに進んだ。
結婚挨拶の夜、婚姻届はすでに提出されたと告げられた。
こうして私は、あっさりと「五条 雛未」になった。
自由を手にしたという事実に、思わず拳を握る。
すぐにマネージャーへ電話をかける。
「あ、もしもしHINAです。例の件、片付きました。予定通り仕事、組んでください」
通話を終え、ベッドに身を沈める。
明日からも、私は私の人生を生きられる。
それだけで、十分だった。
