眠る膝上、覚めぬ想い
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09-生徒と教師の距離
合同授業・手合わせ
準備運動が終わり、空気が切り替わる。
「じゃあまずは軽くね〜恵と……美鈴!」
名前を呼ばれた瞬間、伏黒は一瞬だけ眉を寄せる。
美鈴はというと、いつも通り穏やかな表情で薙刀を構えた。
「よろしくね」
「……はい」
開始の合図。
伏黒は影を伸ばしつつ、距離を詰める。
だが、美鈴は前に出ない。
一歩、二歩、伏黒の間合いを測るように下がる。
(昨日と同じだ)
次の瞬間、視界がわずかに歪む。
「……っ」
幻覚だと分かっていても、感覚が遅れる。
伏黒が影を使おうとした、その時。
「そこ」
美鈴の声が、やけに近い。
薙刀の柄が、寸前で止まる。
――当たっていない。
だが、完全に取られている。
「はい、ここまで」
五条の声が入る。
「うんうん、今のよかったね〜」
そう言いながら、五条は美鈴の方へ寄る。
「間合いの取り方、さすがだね。」
五条は確かに、誰にでも軽口を叩いて、
美鈴の頭を撫でた。
「え、ちょっと先生?」
真希が腕を組んだまま口を挟む。
「おい、近いぞ悟」
「そう?」
五条は悪びれもせず肩をすくめる。
「だって美鈴が頑張ったし」
真希
「それは否定しないけどさ」
パンダ
「悟は露骨だよな」
狗巻
「しゃけ」
釘崎がじっと五条を見る。
「……先生、贔屓してない?」
一瞬、場が静まる。
伏黒は五条を見る。
五条は――
「んー?」
きょとんとした顔で首を傾げた。
「贔屓じゃないよ。信頼してるだけ」
信頼。
その言葉に、伏黒は少し引っ掛かる。
(教師と生徒の距離じゃないだろ)
合同授業・手合わせ
準備運動が終わり、空気が切り替わる。
「じゃあまずは軽くね〜恵と……美鈴!」
名前を呼ばれた瞬間、伏黒は一瞬だけ眉を寄せる。
美鈴はというと、いつも通り穏やかな表情で薙刀を構えた。
「よろしくね」
「……はい」
開始の合図。
伏黒は影を伸ばしつつ、距離を詰める。
だが、美鈴は前に出ない。
一歩、二歩、伏黒の間合いを測るように下がる。
(昨日と同じだ)
次の瞬間、視界がわずかに歪む。
「……っ」
幻覚だと分かっていても、感覚が遅れる。
伏黒が影を使おうとした、その時。
「そこ」
美鈴の声が、やけに近い。
薙刀の柄が、寸前で止まる。
――当たっていない。
だが、完全に取られている。
「はい、ここまで」
五条の声が入る。
「うんうん、今のよかったね〜」
そう言いながら、五条は美鈴の方へ寄る。
「間合いの取り方、さすがだね。」
五条は確かに、誰にでも軽口を叩いて、
美鈴の頭を撫でた。
「え、ちょっと先生?」
真希が腕を組んだまま口を挟む。
「おい、近いぞ悟」
「そう?」
五条は悪びれもせず肩をすくめる。
「だって美鈴が頑張ったし」
真希
「それは否定しないけどさ」
パンダ
「悟は露骨だよな」
狗巻
「しゃけ」
釘崎がじっと五条を見る。
「……先生、贔屓してない?」
一瞬、場が静まる。
伏黒は五条を見る。
五条は――
「んー?」
きょとんとした顔で首を傾げた。
「贔屓じゃないよ。信頼してるだけ」
信頼。
その言葉に、伏黒は少し引っ掛かる。
(教師と生徒の距離じゃないだろ)
