眠る膝上、覚めぬ想い
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23-静かな牽制
五条悟視点
気づいてないと思ってる?
恵ってば分かりやすすぎ。
訓練場の端。
俺は木陰に立ち、様子を眺めてた。
美鈴と恵。
微妙に噛み合ってない空気。
——あぁ、これ。
完全に、自覚したな。
「恵」
声をかけると、恵が振り向く。
「はい」
返事は真面目。
でも目が警戒してる。
(あー、はいはい)
俺は近づいて、軽く肩に手を置く。
「美鈴に気取られないように、
感情抑える癖、そろそろ直したら?」
一瞬で、恵の表情が変わる。
「……何の話ですか」
「ん?」
わざと、きょとんとする。
「分からない?
じゃあ言い換えよっか」
声を落とす。
「美鈴のこと、好きでしょ」
——直球。
恵の呼吸が、乱れた。
「……」
否定しない。
もうそれだけで十分。
「安心していいよ」
にこっと笑う。
「別に責めてないし」
でも、目は笑ってない。
肩に置いた手に、ほんの少し力を込める。
「たださ、俺が先に見つけた」
恵が睨む。
「……教師が言う言葉じゃない」
「そうだね」
即答。
「でも、男としては言っていい」
美鈴の方を見る。
遠く真希達と談笑していて、
こちらを気にしていない様子。
「恵、踏み込むなら覚悟しなね」
声は低く、静か。
「中途半端に触れたら、
俺、容赦しないから」
恵は唇を噛む。
「……それでも」
絞り出すような声。
「諦めろ、とは言わないんですね」
「言わないよ」
笑う。
「だって、それ言ったら
俺が怖がってるみたいじゃん」
沈黙。
恵は視線を逸らし、深く息を吐いた。
「……分かりました」
その背中を見送って、俺は満足する。
嫉妬。
覚悟。
対抗心。
(今後、どう影響するかな)
「ま、絶対譲らないけど」
小さく呟いて、
俺は美鈴の方へ歩き出した。
五条悟視点
気づいてないと思ってる?
恵ってば分かりやすすぎ。
訓練場の端。
俺は木陰に立ち、様子を眺めてた。
美鈴と恵。
微妙に噛み合ってない空気。
——あぁ、これ。
完全に、自覚したな。
「恵」
声をかけると、恵が振り向く。
「はい」
返事は真面目。
でも目が警戒してる。
(あー、はいはい)
俺は近づいて、軽く肩に手を置く。
「美鈴に気取られないように、
感情抑える癖、そろそろ直したら?」
一瞬で、恵の表情が変わる。
「……何の話ですか」
「ん?」
わざと、きょとんとする。
「分からない?
じゃあ言い換えよっか」
声を落とす。
「美鈴のこと、好きでしょ」
——直球。
恵の呼吸が、乱れた。
「……」
否定しない。
もうそれだけで十分。
「安心していいよ」
にこっと笑う。
「別に責めてないし」
でも、目は笑ってない。
肩に置いた手に、ほんの少し力を込める。
「たださ、俺が先に見つけた」
恵が睨む。
「……教師が言う言葉じゃない」
「そうだね」
即答。
「でも、男としては言っていい」
美鈴の方を見る。
遠く真希達と談笑していて、
こちらを気にしていない様子。
「恵、踏み込むなら覚悟しなね」
声は低く、静か。
「中途半端に触れたら、
俺、容赦しないから」
恵は唇を噛む。
「……それでも」
絞り出すような声。
「諦めろ、とは言わないんですね」
「言わないよ」
笑う。
「だって、それ言ったら
俺が怖がってるみたいじゃん」
沈黙。
恵は視線を逸らし、深く息を吐いた。
「……分かりました」
その背中を見送って、俺は満足する。
嫉妬。
覚悟。
対抗心。
(今後、どう影響するかな)
「ま、絶対譲らないけど」
小さく呟いて、
俺は美鈴の方へ歩き出した。
