眠る膝上、覚めぬ想い
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06-結ばれた信頼
任務を終え、高専へ戻る。
伊地知と合流し、そのまま七海の元へ向かった。
扉をノックすると、中から落ち着いた声。
「どうぞ」
書類から視線を上げ、二人を見る。
「お疲れさまでした。状況は?」
伊地知が簡単に概要を説明し、美鈴が補足する。
「一級呪霊一体、問題なく祓いました。
市街への被害もありません」
七海は頷き、伏黒へ視線を移す。
「伏黒君。感想と反省点を」
少し背筋を伸ばして、伏黒は答えた。
「……自分の判断が早すぎました。
先輩の術式を理解しきれていなかった」
一呼吸置く。
「ですが、幻覚系の術式の展開速度と、
近接への繋ぎ方は、非常に勉強になりました」
七海は静かに聞き、最後に一言。
「よろしい。
自分の役割を理解することが、共闘では最優先です」
それから、美鈴を見る。
「鷲尾さん、良い判断でした。
後輩を活かす動きも、問題ありません」
「ありがとうございます」
美鈴はいつもの調子で、穏やかに返した。
七海は一度だけ伏黒に視線を戻す。
「今日の経験は、確実に糧になります。
次は、庇うのではなく“支える”側に回りなさい」
「……はい」
伏黒の返事は、任務前よりもはっきりしていた。
教員室を出たあと。
廊下で、美鈴がふと立ち止まる。
「今日はお疲れさま」
伏黒も足を止める。
「こちらこそ。
……ありがとうございました」
「どういたしまして」
微笑み合う、その距離は少しだけ近くなっていた。
——今日の任務は、
伏黒にとって“戦力としての自覚”を得た一日だった。
そして美鈴にとっては、
後輩を信じて任せる、いつも通りで少しだけ特別な任務だった。
任務を終え、高専へ戻る。
伊地知と合流し、そのまま七海の元へ向かった。
扉をノックすると、中から落ち着いた声。
「どうぞ」
書類から視線を上げ、二人を見る。
「お疲れさまでした。状況は?」
伊地知が簡単に概要を説明し、美鈴が補足する。
「一級呪霊一体、問題なく祓いました。
市街への被害もありません」
七海は頷き、伏黒へ視線を移す。
「伏黒君。感想と反省点を」
少し背筋を伸ばして、伏黒は答えた。
「……自分の判断が早すぎました。
先輩の術式を理解しきれていなかった」
一呼吸置く。
「ですが、幻覚系の術式の展開速度と、
近接への繋ぎ方は、非常に勉強になりました」
七海は静かに聞き、最後に一言。
「よろしい。
自分の役割を理解することが、共闘では最優先です」
それから、美鈴を見る。
「鷲尾さん、良い判断でした。
後輩を活かす動きも、問題ありません」
「ありがとうございます」
美鈴はいつもの調子で、穏やかに返した。
七海は一度だけ伏黒に視線を戻す。
「今日の経験は、確実に糧になります。
次は、庇うのではなく“支える”側に回りなさい」
「……はい」
伏黒の返事は、任務前よりもはっきりしていた。
教員室を出たあと。
廊下で、美鈴がふと立ち止まる。
「今日はお疲れさま」
伏黒も足を止める。
「こちらこそ。
……ありがとうございました」
「どういたしまして」
微笑み合う、その距離は少しだけ近くなっていた。
——今日の任務は、
伏黒にとって“戦力としての自覚”を得た一日だった。
そして美鈴にとっては、
後輩を信じて任せる、いつも通りで少しだけ特別な任務だった。
